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今注目される企業サイト内検索
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企業のWebサイトには、必ずといってよいほどそのサイト内をキーワード検索できる「検索窓」が用意されています。この検索窓はもともと明確な目的を持って設置されることが少なく、ユーザが満足するものではありませんでした。
しかし最近では、ユーザが必要な情報を探し出すといった面以外に、自社サイトにユーザをひきつけ、さらにユーザが求めているものを企業側が知るといった目的でも、重要視されつつあります。
この検索窓をどう活用していくかが、今後の企業のWebサイトの価値を含め、ビジネスの展開にも大きくつながっていきます。そこで本連載では、検索窓に対するユーザの不満を解消し、どのように活用していくべきかを解説します。
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検索ポータルからの流入ユーザをどう引き止めるか |
現在、企業がインターネット上に公開しているWebサイトは「企業の顔」としての情報を提供する場だけでなく、それ自体が企業の価値として認められてきています。各企業は、TVコマーシャルや電車内広告をはじめ、様々な手法で自社サイトにアクセスしてもらいたいとしのぎを削っているのです。
インターネットを取り巻く今の状況では、直接サイトを訪れる人よりも検索サイトからアクセスするユーザ数が圧倒的に多く、必然的に各企業はSEO対策に力を入れています。しかしそれは必ずしもよい面ばかりではありません。
SEOとは簡単にいえば、様々なキーワードに対して自社サイトの検索順位が高くなることを目指すものです。もちろんユーザが自社サイトに訪れる確率が高くなるのですから、検索ポータルから訪れる人が多い現状では必要なことといえるでしょう。

図1:ユーザの流入についての模式図
しかし、いざ自社サイトに招きいれた後、もし検索ポータルで表示されたWebページにユーザにとって必要な情報が掲載されていなかったらどうでしょうか。多くのユーザは、また検索ポータルに戻り、検索を行うでしょう。つまり、一旦訪れたユーザを自社サイト内に留めておけなくては、いくらアクセス数が多くてもユーザにとって有益ではないWebサイトとなってしまうのです。
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監修者プロフィール
株式会社マーズフラッグ 代表取締役社長 武井 信也
学生時代よりプログラミングに魅力を感じ、多くの言語を経験する。システム開発・コンサルティング会社、株式会社サイバーコム設立発起人を経て現職。現在、見える検索エンジンポータル「MARS FLAG」および、見えるサイト内検索エンジン「MARS FINDER」を開発・運営。
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