「第1回:PHPの基礎とインストール」では、PHPで開発をはじめるために必要なソフトウェアのインストールまでを行いました。今回は最低限のWebサーバの設定を行いながら、PHPを使って簡単なWebアプリケーションを作っていきます。
まずはWebサーバであるApacheの設定です。実はApacheはインストールされた時点で、すでにほとんど使える状態にあるのです! しかし、そのままでは作業しづらいのでホームディレクトリ上で作業できるように設定を変更します。
Apacheの設定ファイルは「/etc/httpd/conf/httpd.conf」にあります。設定ファイルの書き換えは管理者権限が必要なので、作業を行う前にsuコマンドでrootユーザになっておきます。Linuxには標準で「vi」というテキストエディタが入っているので、これでファイルの書き換えを行いましょう。
viは「癖があって習得が難しい」と呼ばれるテキストエディタですが、Linuxではよく使われていますので、頑張って使い方を覚えてください。なお、本連載ではviの使い方については割愛させていただきます。
管理者権限をもったユーザとして/etc/httpd/conf/httpd.confを次のように書き換えます。
$ su -
# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf<IfModule mod_userdir.c>
UserDir disable
#UserDir public_html
</IfModule>
<IfModule mod_userdir.c>
#UserDir disable
UserDir public_html
</IfModule>
実際の/etc/httpd/conf/httpd.confにはコメントがありますが、ここでは省略しています。
|