GanttProjectはSourceForgeのプロジェクト管理カテゴリでダウンロード数が最も多いソフトウェアです。Javaで開発されており、GNU General Public Licenseの下でリリースされています。
人気がある理由の1つには、ダウンロード用ファイルとしてLinux版のRPMパッケージやWindows版のインストーラといった、すぐに導入して利用できるファイルが用意されていることがあるでしょう。
GanttProjectの特徴は下記のようなものがあげられます。
- 階層化タスクと依存関係の管理
- ガントチャート
- リソース負荷チャート
- PERTチャート
- PDFおよびHTMLレポート
- MS Projectファイルのインポート/エクスポート
- WebDAVによるグループ活動
表1:GanttProjectの特徴
GanttProjectのインストール用ファイルやソースコードは下記のサイトからから入手可能です。
Windowsのインストーラはウィザード方式で(図1)、ほとんどクリックするだけで作業は進み、わずか数分で完了します。日本語のリソースも含まれていますので、すぐに利用することが可能です。
図1:GanttProjectのWindowsインストーラ (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
GanttProjectのユーザインターフェースは直感的で、これまでにプロジェクト管理ソフトウェアを利用したことがある方であれば非常に使いやすいものといえます。個々のタスクのスケジューリング、相互の依存関係の設定、リソースの設定、進捗の入力など、プロジェクト管理に必要な情報はすべて本ソフトウェアで管理することができます。
図2:GanttProjectのユーザインターフェース (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
また、「設定」メニューによって、チャートの表現方法を変えることも簡単です(図3)。
図3:ガントチャートの表示設定を変更 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
人的リソースの負荷率や稼働率を一目で把握する担当者機能では、色別に区分された負荷率が一覧で表示されます(図4)。
図4:GanttProjectのリソース管理画面 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
PERT図の作成も簡単で、「表示」メニューの「PERT」を選択すると描画されます(図5)。
図5:GanttProjectのPERT図 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
GanttProjectは、日本語化されていない表記が若干残っていますが、プロジェクトの進捗管理を行うための機能は一通り実装されており、商用版のプロジェクト管理ソフトウェアに匹敵するほどです。
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