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Equinox
先取りJava SE 7!

第2回:OSGi仕様が実装されたEquinoxを試す!

著者:チェンジビジョン  近藤 寛喜   2007/8/3
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Equinoxを体験する

   「第1回:Javaはまだまだこれからだ!」では、Java SE 7で計画されているモジュラリティの向上について解説し、それを実現するOSGiについて触れました。

   今回からはOSGi仕様が実装されたEclipse Equinoxフレームワークを実際に体験していきましょう。一番身近な例としてEclipseを起動し、OSGiフレームワークの稼動の状況をみていきます。

   本連載ではEclipse 3.3を基に解説を進めますが、配布パッケージによっては開発するためのプラグインが足りません。

   以下のWebサイトから「Eclipse for RCP/Plugin Developper」か「Eclipse Classic」をダウンロードしてください。

   上記はどちらともZIP形式で配布されています。今回はWindows用の「Eclipse Classic」をダウンロードして、任意の場所に展開してください。展開されたフォルダにEclipseをコンソールから起動するための実行ファイル「eclipsec.exe」があります。コマンドプロンプトを立ち上げ、展開したフォルダで次のように入力してみましょう。

eclipsec.exe -console

   するとEclipseが立ち上がり、コンソール上には「osgi>」という文字が表示されます。その他の環境でも起動引数に「-console」を追加すると「osgi>」という文字が表示されます。

   これがEquinoxのコンソール画面になります。表示されたEquinoxコンソールで「ss」と入力してみてください。次のような文字列が表示されたはずです。

osgi> ss

Framework is launched.

id      State       Bundle
0       ACTIVE      org.eclipse.osgi_3.3.0.v20070530
1       ACTIVE      org.eclipse.equinox.common_3.3.0.v20070426
2       ACTIVE      org.eclipse.update.configurator_3.2.100.v20070615
3       ACTIVE      org.eclipse.core.runtime_3.3.100.v20070530
4       RESOLVED    com.ibm.icu.source_3.6.1.v20070417
5       ACTIVE      com.ibm.icu_3.6.1.v20070417
6       RESOLVED    com.jcraft.jsch_0.1.31
7       RESOLVED    javax.servlet.jsp.source_2.0.0.v200706191603
8       RESOLVED    javax.servlet.jsp_2.0.0.v200706191603
9       RESOLVED    javax.servlet.source_2.4.0.v200706111738
10      RESOLVED    javax.servlet_2.4.0.v200706111738
11      RESOLVED    org.apache.ant.source_1.7.0.v200706080842
12      RESOLVED    org.apache.ant_1.7.0.v200706080842
13      RESOLVED    org.apache.commons.el.source_1.0.0.v200706111724
(以降、その他のプラグイン一覧)

   これは現在Eclipse上で動いているプラグインの稼動状況を一覧表にしたものです。id列はOSGiフレームワーク上にロードされている各Bundleに対して一意になるように与えられた連番です。Equinoxでは、1Pluginを1Bundleとして扱います。

   Pluginはpluginsフォルダの下にJARか、もしくはフォルダで追加する形式で配置されていますが、その1つ1つがEquinox上ではBundleとして扱われています。Stateという列はBundleの稼動状況を示します。ACTIVEとなっているものは、現在JVMで稼動中のBundleです。RESOLVEDはBundleの依存関係が解決したものです。いつでも稼動させることができます。

   その他のプラグイン一覧で表示されている<<Lazy>>などのStateについては、次回以降で詳しく解説していきます。Bundle列はそれぞれの名称です。

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株式会社チェンジビジョン 近藤 寛喜
著者プロフィール
株式会社チェンジビジョン  近藤 寛喜
モデリングツールJUDEを開発しているチェンジビジョンにて、プロジェクトの現在を見える化し、状況を共有することで現場で起きている問題を解決するためのツールTRICHORDを開発している。以前からオープンソースのプロジェクトに興味を持ち、特にEclipseプラットフォームに心酔している。最近はゲームの操作感を刷新したWiiリモコンを使って何か面白いUIが作れないか模索している。


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INDEX
第2回:OSGi仕様が実装されたEquinoxを試す!
Equinoxを体験する
  Bundleの情報表示
  OSGiフレームワーク
先取りJava SE 7!
第1回 Javaはまだまだこれからだ!
第2回 OSGi仕様が実装されたEquinoxを試す!
第3回 体験!モジュールの動的な追加と削除
第4回 Bundleの連携の制御の仕組みを理解しよう!
第5回 Javaはどこへ向かうのか?