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| 2007年クリスマスにRuby 1.9.1をリリース | ||||||||||
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去る2007年8月4日に「Lightweight Language Spirits(以下、LL魂)」というイベントがありました。そのイベントの1コーナーであるLanguage Updateというコーナーで、スクリプト言語Rubyの親であるまつもとゆきひろ氏、および筆者が次期Rubyの予定を語りました。当日の資料は以下のURLからダウンロード可能です。
Lightweight Language Spirit
http://ll.jus.or.jp/2007/show/Event/Session まつもと氏の発表をまとめると、今度のRubyのリリースは次のようなものになるそうです。
表1:Ruby 2.0の予定(仮) なかなかアグレッシブな変更、追加機能がたくさんあり、夢ふくらみます。が、これらの新機能の大部分は「嘘」発表でして、まつもと氏の後に続いた筆者が、嘘の部分を指摘していく、という発表になりました。 というわけで、嘘ではない、次の「Ruby 1.9.1」のリリースは以下のようになる予定です。
表2:Ruby 1.9(実際の予定) 次期Ruby処理系であるRuby 1.9.1は、今年のクリスマスにリリースされる予定です。 残念ながら、文法の拡張になるキーワード引数やネームスペース、実装の拡張であるMulti-VM対応などは今後に見送られることになりました。新しい仕様については開発者で議論をしたのですが、なかなか合意が得られなかったため、次回以降のリリースになりそうです。新しい文法についてはRuby 2.0以降、新しい機能の追加についてはRuby 1.9.2以降にて追加される予定と思われます。 Ruby 1.9では、いくつかの文法の追加・変更、ライブラリの追加・修正などが入る予定です。例えば、文法では後置引数の追加などが行われました。仕様変更自体は、あまり普通のRubyプログラミングでは触れないところが多いので、影響は少ないのではないかと思います(そう期待しています)。 これらの修正点はMauricio Fernandez氏による「Changes in Ruby 1.9」という記事に詳しくまとめられています(ちなみに、Fernandez氏は日本が好きなんだそうで、それっぽいサイトデザインになってますね)。
Changes in Ruby 1.9
http://eigenclass.org/hiki/Changes+in+Ruby+1.9 以降、本記事ではRuby 1.9.1の大きな特長である仮想マシンの導入、およびM17N対応について簡単に紹介し、実際に開発版であるRuby 1.9.0を試す方法を解説していきます。 |
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