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| 目標値の設定 | ||||||||||
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品質・工期・生産性について目標値を設定して作業した場合と、特に目標値を設定しない場合ではその結果において大きな差が出る。目標値をもって作業をする場合、図1の流れでプロジェクトを評価し、更なる品質・工期・生産性の向上を目指す。 図1:目標値をもった作業の評価 これから説明するデータは目標値を設定している企業、設定していない企業が混在しているので、結果はユーザ企業ごとに大きく異なっている。よって、これから紹介するデータがどのように違うのかを比較してほしい。今回はユーザ企業によって評価値が大きく異なっているが、次年度以降は実績が向上するとともに評価値の差が縮まることを期待したい。 |
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| 仮説と設問 | ||||||||||
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調査アンケートの設問は「一般的に品質・工期・生産性をよくするといわれていることは、データをもって実証できる」という仮説に基づいて作成した。「プロジェクトマネージャーのレベルとプロジェクトの成功の間には相関関係がある」「優秀な経験豊かなプロジェクトマネージャーが担当したプロジェクトは品質もよく、ユーザ満足度が高い」ということは一般的にいわれているが、データで実証されたものはない。 これを証明するためには「品質データ」「ベンダーのプロジェクトマネージャーの経験度」「ユーザのプロジェクトマネージャーの経験度」「ユーザ満足度」などのデータをクロス分析する必要がある。また仮説を重視しすぎると、重要な要素を見失う可能性もある。 これらの要素を考え、JUASのシステム開発生産性研究プロジェクトでは、「この質問集で問題がないか」ということを仮アンケートで確認した後に本番アンケートを実施した。仮アンケートでいくつかの反省を取り入れたおかげで設問のレベルは向上したが、まだまだ修正すべき箇所があることが本番調査で判明した。 |
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書籍紹介 「ユーザー企業 ソフトウェアメトリックス調査2005」 本連載は日本情報システム・ユーザー協会より発刊されている「ユーザー企業 ソフトウェアメトリックス調査2005」をもとに記事を掲載しています。上記調査報告書は、ユーザ企業からの開発における品質・工期・生産性の標準的な値・指標の声を反映した報告書なっています。調査資料のご購入は下記のリンクより行えます。 「ソフトウェアメトリックス調査2006ご協力のお願い」 今年度も引き続き当調査を実施いたしますが、今年は開発実績データに加えて、保守に関しても調査項目を設け、保守作業を推進していく際の品質・工期・生産性に関する標準値を分析します。 他社と比較できる絶好の機会となりますので、是非、データのご提供に協力を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。調査にご協力いただきました企業の方には、分析結果報告書を2006年4月予定で発送させていただきます。調査に関する詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.juas.or.jp/project/survey/sec/2006/2006.html |
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