デバイス不要のVR世界を目指す米企業が30億円の資金調達へ

先週もVR/ARに関するニュースが多数報じられました。VR関連では、デバイス不要のVRを目指すLight Field Labの約30億円の資金調達に関するニュースが注目を集めました。

Light Field Labは2017年、3Dキャプチャシステムの古参企業「Lytro」の元メンバーを中心にカリフォルニアで創業。今夏の資金調達に先駆け、すでに700万ドル（約7.5億円）の資金を集めています。

一方、AR関連ではインドの大手通信事業者Reliance JioによるARヘッドセットの発表が話題となりました。同社のネットワークサービスを利用でき、買い物やエンターテイメント用途の一般向けのデバイスになるとのことです。

目指すは「デバイス不要のVR」開発企業が約30億円を調達、将来的には家庭用も

3D映像ディスプレイを手がけるスタートアップ企業Light Field Labが、2,800万ドル（約30億円）の資金調達を行いました。同社は、VRヘッドセットや3D眼鏡などのデバイスを装着せずに、完全没入型のVR世界を体験できる技術を目指しています。

Light Field Labの技術では、平行な光線を調節するウェーブガイドと一体化されたディスプレイを用いて、現実と同様に動きに合わせて視点が移動する多数の視野角を生成。この空間では、光の反射も正確かつ視点を合わせる場所も自由なため、脳が見ているものを「現実である」と認識します。こうした技術により、デバイスなしにリアルな3D映像を実現します。

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目指すは“デバイス不要のVR” 開発企業が約30億調達、将来的には家庭用も
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Oculus最後の共同創業者がフェイスブックを去る

Oculusの共同創業者で、フェイスブックのVR製品部門のトップを務めるネイト・ミッチェル氏が、同社を退職したことが明らかになりました。

2012年に創業したOculusは、2014年に推定20億ドル（約2,100億円）でフェイスブックに買収されています。今後同氏は休息を取ったのち、「コミュニティの一員としては残るが、より小規模な役割に就く」と語っています。

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Oculus最後の共同創業者、フェイスブックを去る
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インド通信大手がARデバイス「Holoboard」発表、一般ユーザー向けに普及目指す

インドの大手通信事業者Reliance Jioは、同社のネットワークサービスで利用できるARヘッドセット「Holoboard」を発表しました。Reliance Jioは「とても入手しやすい価格での発売」を予告しています。

ウェブサイトの情報では、Holoboardの視野角は90度。3Dコンテンツは目の部分にある半透明の箇所に投影されます。Holoboardを製作したインドのスタートアップTesseractは、マルチユーザーや永続性のあるコンテンツに向け、ARクラウドのプラットフォームも開発中とのことです。

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インド通信大手がARデバイス“Holoboard”発表、一般ユーザー向け普及目指す
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全世界展開も視野に イタリアの大手家具メーカーが「ARショールーム」

イタリアの大手家具メーカーNatuzziは、同社がニューヨークに展開するショールーム内にARを活用したショッピングシステムを導入しました。

NatuzziのARショッピングシステムでは、利用者は購入する前に確認したい家具の試し置きや家具の色合い確認（変更）などが行えます。デバイスはマイクロソフトのMRヘッドセット「HoloLens 2」を使用しています。説明によれば、来店者に「自宅をデコレーションしているような感覚」を提供するとのことです。

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全世界展開も視野、イタリアの大手家具メーカーが“ARショールーム”
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