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第1回:ソーシャル・コミュニティ・マーケティングとは?
著者:イースリー  戸辺 淳一郎   2006/3/6
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ソーシャル・コミュニティ・マーケティングとは

   ソーシャル・コミュニティ・マーケティングという言葉は耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、この言葉をGoogleで検索してみると約562,000件ものページがヒットします(2006年2月20日現在)。

   もはやこの言葉は一般的なワードであるといってよいと思います。もう少し意味を捉えやすくするために、ソーシャル・コミュニティ・マーケティングを「Social」「Community」「Marketing」という単語に分けて辞書で調べてみました。
Social 社会の、社会的な、社交的な
Community 共同体、集まり
Marketing 消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定することで、生産者から消費者への流通を円滑化する活動

表3:Social/Community/Marketingの直訳
(三省堂:EXCEED和英辞典より)

   これを見ると、ソーシャル・コミュニティ・マーケティングとは「社交的な集団を利用し、消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定することで、企業から消費者への流通を円滑にする活動」といえそうです。何のことだか、まだわかりにくいですね。

   さらに噛み砕くと、社交的な集団というのは、企業側が作り上げる集団ではなく、顧客同士(の社交性)で作り上げる集団(つまりファン)と言い換えることができます。企業と顧客の縦のつながりだけでなく、顧客同士の横のつながりを作ることで、ファンクラブを形成し、それをマーケティングに生かすことがソーシャル・コミュニティ・マーケティングなのです。

SNSによる顧客間の横関係(ファンクラブ)の育成
図2:SNSによる顧客間の横関係(ファンクラブ)の育成

   従来型のマーケティング(特にマス・マーケティング)とソーシャル・コミュニティ・マーケティングの比較を表4にまとめました。

  マス・マーケティング ソーシャル・コミュニティ・マーケティング
ターゲット 個人 経験を共有する顧客群
ターゲットとのコミュニケーション 露出・一方通行 招待から、双方向のコミュニケーション
顧客の接触スタイル 偶然 必然
マーケティングにおける重要因子
販売アプローチ 企業からの広告中心 顧客によるクチコミレコメンド
提供価値 機能価値中心 経験価値、経験のための機会・演出
顧客が感じる企業との関係 単なる購入先 ファン・サポーター・パートナー

表4:マス・マーケティングとソーシャル・コミュニティ・マーケティングの比較

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株式会社イースリー 代表取締役CTO 戸辺淳一郎
著者プロフィール
株式会社イースリー
代表取締役CTO   戸辺淳一郎

2003年8月にイースリーを設立。Webシステム構築の請負、パッケージ開発を行うかたわら自社サービスの展開を目指している。Webアプリの開発の現場においては、最高の品質を提供できるようにすることを追求している。現在では主にプロジェクトマネジメントに携わっているが、現場の技術から離れないように、毎日趣味でのプログラミングも欠かさない。毎日何かを吸収しないと気がすまない。

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第1回:ソーシャル・コミュニティ・マーケティングとは?
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