セミナー「Linuxと障害解析、ミッションクリティカルなニーズに対応するための新しい機能」は、オープンドリーム 代表取締役副社長 小薗井 康志氏によるものだ。同日に発表されたRed Hat Enterprise Linux 5の新機能の中から、ミッションクリティカルな分野で特に利用できるものを取り上げ、デモンストレーションを交えながら解説が行われた。
オープンドリーム 代表取締役副社長 小薗井 康志氏
小薗井氏は「Red Hat Enterprise Linux 5において、ミッションクリティカルな分野で利用できる機能がそろってきた」と述べ、各機能をよりよく理解するために、開発コミュニティのはじまりから現状までの流れやItanium2プロセッサの歴史、そして仮想化の概念までを説明した。
また、クラッシュ時のメモリイメージをディスクに保存する「KDUMP」についても紹介を行った。KDUMPは問題発生時のデバッグ手段として重要であり、「これらのツールや改良されたカーネルを搭載したRed Hat Enterprise Linux 5とItanium2の組み合わせによって、ミッションクリティカルな用途に対応できるようになった」と小薗井氏はアピールした。