完全フリーなソースコードを目指す「GNU Linux-libre 6.8」リリース
2024年3月13日(水)
Free Software Foundation(FSF)は3月10日(現地時間)、「GNU Linux-libre 6.8」を発表した。
「GNU Linux-libre」は、Linux kernelをベースとし、完全にフリーなソースコードを目指したパッケージ。プロジェクトの目的は、ソースコードを含まない、ソースコードが難読化されている、プロプライエタリなライセンス下にリリースされているソフトウェアをすべてLinux kernelから取り除き、完全にフリーなカーネルを作ることが目的。
「GNU Linux-libre 6.8」は、「Linux 6.8」をベースとしており、Intel qat_420xx、Imagination PowerVR、Intel Xe、Chips and Media Wave5、Intel VSC、Aquantia PHY、および Realtek rtw8922a 用の新しいドライバをクリーンアップした。その他にも「Linux 6.8」に加わった変更が反映されている。
(川原 龍人/びぎねっと)
Think ITメルマガ会員登録受付中
Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- 自動車にも利用が広がるLinuxとオープンソース、ほか
- コピーレフト型と非コピーレフト型OSSライセンスの違いとは？
- Cライブラリglibcの最新版、「glibc 2.28」リリース
- RISC-Vを手がけるSiFiveのCTOがIoT時代のプロセッサーを語る！
- ブラック・ダック・ソフトウェア、OSSの損害リスクと著作権侵害リスクを解説
- 「Debian GNU/Linux 11（Bullseye）」リリース
- Photoshopの代用になる！無料で使える画像編集ツール・ソフト10選
- TISのCloudConductor新版がOSSで公開、LibreOfficeオンライン版開発スタート、ほか
- Cライブラリ「glibc 2.39」リリース
- Cライブラリのglibc最新版、「glibc 2.23」リリース