エンジニアたちの楽園!第6回OSS開発合宿 レポート

2014年7月12日(土)
林田 敦

2009年から開催されている、オープンソースエンジニア向けハッカソン!

OSS開発合宿は、普段業務で忙しいエンジニアたちが、純粋に自分たちの「やりたいこと」に没頭する場所。野村総合研究所のOpenStandiaチームが中心となって、2009年から毎年開催されているハッカソンです。

OSS開発合宿の特長はそのルールで、「オープンソースを使えば何を作ってもOK!」というもの。何らかのテーマが設定されている他のハッカソンや普段の業務と異なり、本当に作りたいものを自由に作るイベントです。それゆえ、ほとんどのチームが徹夜で開発するというのも頷けます。

昨年度の「OSS開発合宿2013」のドキュメンタリー映像をYouTubeで公開しています。

6回目であるOSS開発合宿2014は、6月20日(金)夜〜6月22日(日)昼にかけて、マホロバ・マインズ三浦で開催されました。三浦半島から太平洋を望む非日常的な雰囲気の中、今回は9チーム、総勢42名が参加しました。

本記事では、当日の様子や成果物などをレポートとしてお伝えします!

1日目 23:00 ガイダンス

最初に運営よりスケジュールやルール、評価項目などの諸説明がありました。開発期間は翌日18:00までで、評価項目は以下の通りです。

  • きちんと動くかどうか
  • 楽しくてワクワクするものかどうか
  • 便利かどうか
  • 継続利用できるかどうか
  • 新規性があるかどうか
  • 心技体

「心技体」が評価項目に含まれているのが特徴的です。どれだけの熱意をもって開発や成果発表会に臨むかが問われます。

1日目 23:30 つくるもの発表会

チーム毎に、今回の開発合宿中に作るものの概要を発表します。開発予定のアプリの宣伝文句まで既に固まっているチームがいたり、毎年参加しているチームは前年度からの継続開発を宣言したりするなど、早速盛り上がっていました。

今年は果たしてどんなサービスが登場するのか、参加者たちも興味津々でした。

2日目 0:00〜2日目 18:00 開発!

既に深夜ですが、いよいよ開発開始です。寝る間も惜しんで黙々と開発します。

参加者全員がエンジニアなだけあって、やはり夜の時間帯には強いようです。特有のテンションでガンガン開発が進んでいきました。

やがて空も白み始めます。流石にこの時間帯になると疲労の色も出てきましたね。

中には力尽きる人の姿も。

2日目正午を過ぎたら、いよいよラストスパートです!各チーム、全力で作りきりました。

2日目 19:00 成果発表会

まずは前回優勝者からの優勝カップ返還です。今回は果たしてどのチームに渡るのでしょうか。

いよいよ、宴会も兼ねた成果発表会のはじまりです。
個性的なプレゼンと高い技術レベルに対する歓声と拍手、そして爆笑の渦!

やり遂げた充実感と解放感にあふれ、お酒も入って大いに盛り上がっていました。

八木晃二審査員長

全てのチームの発表が終わり、審査員からの総評として「どのチームもハイレベルだった」と語るのはOpenStandiaを束ねる八木晃二審査員長。OSS開発合宿に集う若手エンジニアたちの情熱がとても印象的だったようです。

大変盛り上がった成果発表会もこれにて閉幕。金曜日の業務終了後から寝ずに開発を続けていた参加者も多く、全員へとへとです。きっとぐっすり眠ったことでしょう。
一方、審査員たちは会議室に集まり、各賞の受賞チームの決定が行われました。審査結果は翌朝に発表されます。

次のページでは、入賞チームの成果物をご紹介します。

株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所 OpenStandiaチーム所属。
業務ではOSSを使ったSIやサポート業務に従事。プライベートではOSS開発合宿や丸の内MongoDB勉強会の運営を務める。
趣味はレザークラフト、ダイビング、スキー、キャンプ、水上バイク、カメラ等々。作って滑って撮って潜れるエンジニア。

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