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ドキュメント作成の技

【楽々デブドックを書こう!】ドキュメント作成の技

第1回:開発ドキュメントを何で作成するか?

著者:シンクイット編集部

公開日:2008/02/05(火)

圧倒的なWordとExcel

図2は開発ドキュメントに利用しているツールについて聞いた読者アンケートの結果だ(2008年1月集計、重複回答含む)。回答していただいた人数は204で、数字は選択されたものと、自由回答で記載された数の合計をあらわしている。また、合計数が3票以下のものについてはその他に分類した。

これをみると、予想通り圧倒的にWordとExcelの使用率が高いことがわかる。さらにこの2つにPowerPointやVisioなどを加えると、マイクロソフト社のOffice製品の比率は90%を超える数値となっており、非常に顕著な数値となった。その他の少数意見としては、HTMLやWiki、OpenOffice、vi、elvis、A HotDocument、Adobe Acrobat、JUDE、各種CASEツールなどがあった。

また、重複回答は約半数ほどあり、WordとExcelの組み合わせがもっとも回答数が多かった。その他の組み合わせとしては、PowerPointやVisioと併用しているものが多く、その他のツールを含めて4種類以上のツールを利用している方が6人であった。これらのことから、業務の環境や必要となるドキュメントによって、さまざまなツールを使い分けているといえる。

ではなぜ、これほどの差がでたのか。

図2:開発ドキュメントに使われているツール(読者アンケート)
図2:開発ドキュメントに使われているツール(読者アンケート)

幅広く使われていること

システム開発に必要となるドキュメントはユーザ企業とのやり取りはもちろんのこと、複数の組織や企業間でやり取りが行われる。また、その規模が大きくなればなるほど開発に携わる人数は増え、ドキュメントのやり取りも増える。

その際に、ある特定のPCや企業では閲覧ができなかったり、閲覧に特別なツールが必要だったりすると、その分のコストや時間がかかってしまう。そのため、現在広く利用されており、誰でも閲覧が可能なものが望ましい。

マイクロソフト社のOffice製品が選ばれるもっとも大きな理由は、まさにこの点にある。現在、業種・業態を問わずさまざまな企業で同社の製品が使われており、閲覧するのに追加でコストや時間がかからない。また、使用するにあたっても特別な訓練を要することも少なく、誰でも使うことができるのもメリットの1つだ。

本連載では冒頭で「Excel」を取り上げると述べた。最後に、Excelを取り上げる理由について紹介したい。 次のページ



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第1回:開発ドキュメントを何で作成するか?
  開発ドキュメントの作成にあたって
圧倒的なWordとExcel
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