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“目からウロコ”のレンタルサーバ活用術

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第1回:ブログサービスにVPSを導入したソースワークス

著者:シンクイット編集部

公開日:2008/03/25(火)

VPSでWebサイト構築サービスを提供

株式会社ソースワークス(以下、ソースワークス)は、Webページのデザインやコンサルティングなど、サイト構築に関するサービスを提供している企業だ。同社の中核サービスは、自社開発CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)である「WebManager2003」や、Webページ作成に関するサービスをトータルに提供する「ホームページファクトリー」など。Webデザインにとどまらず、企画・開発から運用まで、ユーザ企業のWebを通じた情報発信の支援で豊富な実績を誇る。

このホームページファクトリーのサービスのひとつとして、同社では低価格でオリジナルデザインのWebサイトを構築できる「ブログパックα」を提供している。これは、オリジナルのデザイン案からデザインを選び、さらにWebページのコンテンツをユーザが自分で簡単に変更できるようにブログツールをコンテンツ管理に利用したものだ。

「デザインを選択するという方式のため、サイトの開設は非常にスピーディです。それに選択されたデザインは、その1社だけの独占なので、そのWebサイトは世にふたつとないものになります」と話すのは、同社でAccount Plannerを務める杉浦智浩氏。SEO(検索エンジン最適化)に強いというブログのメリットも存分に発揮されるため、ビジネスユースとしての引き合いが多いとのこと。

このブログパックαのサービスを支えるサーバとして採用されているのが、@YMCのマネージドサーバーのVPSプランだ。仮想化されたサーバを利用することで、サービスを利用するユーザごとに個別の環境を提供できるだけでなく、保守・運用も@YMCが担当することにより、ユーザはもちろん、ソースワークスの負担を減らすことを可能にしている。

図2:ソースワークス 花光 亮氏(手前)と杉浦智浩氏(奥)

Webページ開設に必要なサービスを一括で提供

もともとWebサイトの制作を手がけていたソースワークスだが、どのような経緯で@YMCのサービスの採用に至ったのだろうか。この点について杉浦氏は「もともと@YMCさんと弊社のお付き合いは長く、@YMCさんのサービスについては十分把握していました。@YMCさんは業界の大手ですし、担当者の方とも密に連絡をとりあっていたので、導入はいたってスムーズでした」と語り、@YMCに全幅の信頼を寄せている様子を見せた。

杉浦氏は@YMCのインフラ上で、自社のビジネスを展開していく上での信頼性の高さを強調する。一方、ソースワークスでWeb System Engineerを務める花光亮氏は、エンジニアならではの視点からVPSプランのメリットを話す。

花光氏:共有サーバとしての利用ですが、サーバのパフォーマンスや回線速度などの快適性にも申し分ありません。なによりもコストパフォーマンスの良さを評価しています。Movable Typeの実装にも問題ありませんので、ブログパックαサービスとの相性は良いと言えます。

花光氏は続けて、「サービスにはWebサイトを開設するのに必要なドメイン名取得やIPアドレス割り当てなど開設に必要な作業がすべてワンセットになっています。つまり、お客様はページに掲載するコンテンツを準備していただくだけでWebサイトを開設できるのです」とユーザの作業が少ないこともメリットだと語る。

次のページでは、VPSがニーズをいかに応えたのかなど、導入のポイントをより具体的に見てみよう。 次のページ


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