ベストなアプリケーションは…
結局のところ「使い慣れたアプリケーションが一番!」
って、結局どれやねん!と突っ込まれそうなので、筆者なりにコーディングツールやアプリケーションを選ぶ基準を紹介しましょう。
筆者がツールを導入するにあたって重要な選考基準は、費用対効果と作業効率の2点です。まず費用対効果を考えた場合を考えた場合、無料というのはとても惹かれるファクターです。これからHTMLをかじってみようかなぁ、と思っている人にはいきなり大きな出費はできませんしね。
中でもオープンソースのツールは、自分でソースコードを書き換えてよりよい物へと改良することができるので、プログラミングに自信がある人であればお勧めします。ちなみに筆者はプログラミングに疎いので、感謝しつつ有志の方々による改良版を活用しています。
オープンソースでない場合、ツールの作者の多忙などが理由で開発がストップしてしまうと、現状以上のバグ修正や機能追加は望めなくなります。しかし熟成されたアプリケーションであれば、バージョンアップの必要性は薄いですね。
なお無料だからといって、必ずしも費用対効果がいいとは限りません。管理するファイル数が増えたり、複数人での作業に向いていない場合、かえってツールを導入する前よりも、作業効率が落ちる場合があるのです。
また、デザイナーの視点から直感的に使いやすいものを選ぶと、有料のアプリケーションが多くなります。あまりHTMLやAjaxに詳しくなくても、それなりのWebサイトが作れるので、そういう観点から使いやすいと感じる人もいるでしょう。有料アプリケーションを選択するならば、支払う額に見合った機能を備えていて、将来のアップデートが予定されているかということが重要な選択基準となるでしょう。
次に、作業効率を考えると選択項目がかなりしぼれてくるのではないでしょうか。もしあなたが、HTMLをガリガリ打ち込んでいくタイプなら、タグ補完型のアプリがいいでしょう。さらに起動時間や動作が速度なども作業効率を重視するならはずせないポイントです。おまけにカスタマイズやショートカット、マクロといった機能が充実していれば言うことなしでしょう。
文字やコードばかり見てると眠くなってしまうタイプなら、WYSIWYGなアプリケーションがお勧めです。そのような中でもやはりDreamweaverは、無駄なコードの出力が少なく、お勧めできます。ただ、前者のようなコーダータイプの方には動作の重さは目に余るかもしれません。特にソースコードが長くなればなるほど処理速度が遅くなるのが欠点です。
以上のような視点から自分の好みにあったツールを探してみてはいかがでしょうか。あれこれ浮気せず使い続けることで作業効率は上がっていくものです。
これが私のベストアプリケーション
上記の理由から筆者が厳選したツールを紹介しましょう。まず、有料では「EmEditor Professional版(無料版もあり)」「Stylizer」「BBEdit(Mac版のみ)」「CSS Edit(Mac版のみ)」「Creative Suite 3 Design Premium」があげられます。
無料では「Aptana(eclipseプラグイン)」「HTML Project2」「Web Developer 日本語版(Firefox Add-ons)」「Firebug(Firefox Add-ons)」があげられます。
そして、やはり万能なテキストエディタは重宝するので、ベストアプリケーションに数えられます。ご紹介した製品の中には高価なものもありますが、プロとしてWebサイト制作を目指すのなら一度は試してみる価値があるでしょう。上記は筆者の主観で選んだものなので、人によっては異なる評価もあるでしょう。これからWeb制作を学んでいくという方は、ぜひこの情報を参考にまずはいろいろなツールを試してみて、自分でしっくりくるものを楽しみながら探していくといいでしょう。次回はCSSエディタについて紹介していきます。 タイトルへ戻る