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| ソフトウェア資産管理(SAM)プロセス概要 | ||||||||||||
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まずはSAMプロセスの範囲を図2に示す。 ![]() 図2:SAMのプロセス範囲 図2のように、SAMはソフトウェアの資産管理に関するポリシー策定から、実際の展開や業者との契約管理まで、実に広い範囲を対象にしている。 この中でも管理活動の中心になるのが構築・展開・運用などのロジスティクスプロセスである。ロジスティクスプロセス、すなわちソフトウェア資産のライフサイクルを図3に示す。 ![]() 図3:SAMのロジスティクスプロセスにおけるソフトウェア資産のライフサイクル このライフサイクルはアプリケーション管理で定義されているアプリケーションライフサイクルを、外部調達ソフトウェアも対象とするように拡張したものであり、「要求定義 → 設計 → 構築 → 展開 → 運用 → 最適化」というアプリケーション開発でのサイクルを中心に、さらに評価・調達・廃棄という市販ソフトウェア特有のステップが追加されている。 また、運用と最適化のサイクルもアプリケーション管理にはなかったものだが、はじめに要求条件に基づいて開発される自社アプリケーションと異なり、市販ソフトウェアは個々の企業の状況や使用方法にあわせて作られている訳ではないので、場合によっては運用プロセスの方をソフトウェアの仕様にあわせることもある。 このため運用結果を基にソフトウェアのチューニングやカスタマイズを行い、あわせて運用プロセスの見直しを行うというサイクルが重要になる。SAMでシステム運用管理ツールを導入する際には、チューニングやカスタマイズがどのくらい細かくできるか、あるいはソフトウェアの追加などに対して柔軟に対応できるかなど、サイクルがまわしやすくなっているかどうかというのも1つの重要なポイントになる。 また、このSAMの実行基盤とも呼べるのがSAMデータベースである。これはCMDBの一部で、表3の内容のようなSAMのプロセスを実行するのに必要な各種情報を格納する。
表3:SAMのプロセスを実行するのに必要な情報の例
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