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| サービス型ソフトウェアとASP | ||||||||||||
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現在、サービス型ソフトウェアはSaaS(Software as a Service)またはオンデマンドソフトウェアとも呼ばれ、1990年代後半に誕生したASPの延長にある手法である。サービス型ソフトウェアと従来のASPを比較すると、サービスプロバイダがアプリケーションをホスティングし、利用者がWebブラウザを経由してアクセスするという点では同一であるが、次にあげる2点が違う。
表3:サービス型ソフトウェアとASPの相違点 |
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| サービス対象ドメイン | ||||||||||||
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従来のASPはCRMやSCMといった企業向け業務アプリケーションが中心で、消費者向けASPはWebメールサービス(例:Hotmail)など一部に限られていた。Web 2.0時代のサービス型ソフトウェアは次にあげるような消費者向けのサービスが急速に増加している点が特徴になる。
表4:消費者むけのアプリケーション 消費者向けサービスが増加している理由は、前述のとおり利用者(消費者)の情報を収集することと広告料モデルの親和性が高いためである。 |
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| ソフトウェアモジュール間の結合度 | ||||||||||||
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従来のASPはパッケージ型ソフトウェアをオンライン版に置き換えたものが多く、アプリケーション間の連携が弱く、機能やUIのカスタマイズ性が乏しいといった点が弱点とされていた。またソフトウェアの機能をモジュール化し、ネットワーク経由で連携できる手段としてWebサービスが提唱されたが、接続手続きの煩雑さといった理由から広く普及するまでには至っていない。 サービス型ソフトウェアではGoogle、Yahoo!、Amazon、eBay、はてななどがWebサービスAPIを公開し、これらがRESTによる軽量でゆるやかな結合手段を提供にしたことから、消費者側から沸き起こる形で数々のマッシュアップサイトが誕生した。 従来のASPやパッケージ型ソフトと比べ、ソフトウェアモジュール間の結合度が低い点がWeb 2.0時代におけるサービス型ソフトウェアの特徴である。 |
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