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はじめてのサーバサイドJava
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第3回:JSP&サーブレットの基本環境設定(後編)

著者:山田 祥寛   2006/4/19
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Apacheのインストール

   Windows版ApacheにはMicrosoft Installer形式のインストーラが用意されていますので、インストール作業は簡単に行えます。

   上記のサイトの「Apache HTTP Server 2.0.55 is the best available version」から「Win32Binary (MSI Installer): 」のリンクをクリックして「apache_2.0.55-win32-x86-no_ssl.msi」をダウンロードします。

   ダウンロードした「apache_2.0.55-win32-x86-no_ssl.msi」をダブルクリックすると、インストーラが起動するので、あとはウィザードにしたがって進めてください。インストールの途中でインストール先を聞かれますが、本稿ではデフォルトの設定で進めて構いません(注2)。

※注2:
デフォルトのインストール先は「C:\Program Files\Apache Group\Apache2」です。以降、このフォルダを「%APACHE_HOME%」と表記します。コマンドを入力する場合などは適宜読み替えて入力してください。

   またサーバ情報設定は表1を参考に設定してください(図4)(注3)。

項目 概要
Network Domain localhost
Server Name localhost
Administrator's Email Address 自分のメールアドレス
Install Apache HTTP Server 2.0 programs and
shortcuts for
for All Users

表1:「Server Information」ダイアログへの入力項目

「Server Information」ダイアログ
図4:「Server Information」ダイアログ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

※注3:
これはローカル環境でApacheを利用する場合の設定です。インターネット上に公開する場合は適切なドメイン名ならびにホスト名を設定してください。

   インストールが終わると右下のタスクトレイに「Apache Service Monitor」が立ち上がります(図5)。緑のアイコンが点灯していればApacheはすでに起動しています。

Apache Service Monitor
図5:Apache Service Monitor

   もしApacheが起動していない場合には、アイコンを左クリックして「Apache2 → Start」を選択してください。なお停止/再起動もここから行えます。

   起動していることが確認できたら、Apacheが正常に動作しているかどうか確認してみましょう。Apacheを起動した状態でWebブラウザから以下のURLにアクセスします。

http://(コンピュータ名またはIPアドレス)/

   または、

http://localhost/

   図6のような画面が表示されれば成功です。

Apacheのデフォルトページ
図6:Apacheのデフォルトページ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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WINGSプロジェクト  山田 祥寛
著者プロフィール
有限会社WINGSプロジェクト   山田 祥寛
Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト(http://www.wings.msn.to/)」の代表。主な著書に「10日でおぼえる入門教室シリーズ(Jakarta・JSP/サーブレット・PHP・XML)」(以上、翔泳社)、「書き込み式 SQLのドリル」(ソシム)など。最近ではIT関連技術の取材、講演まで広くを手がける毎日。

INDEX
第3回:JSP&サーブレットの基本環境設定(後編)
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