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はじめてのサーバサイドJava
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第3回:JSP&サーブレットの基本環境設定(後編)

著者:山田 祥寛   2006/4/19
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MySQLのインストール

   Windows版MySQLではインストーラ付のパッケージとインストーラなしのパッケージとが用意されていますが、本稿ではインストーラ付属のパッケージからインストールする方法について紹介します。

   上記のサイトの「Windows downloads」の「Windows(x86)」から「Pick a mirror」のリンクをクリックして「mysql-4.1.15-win32.zip」をダウンロードします。ダウンロードが終わったら「mysql-4.1.15-win32.zip」を任意のフォルダに展開し、その中にある「setup.exe」をダブルクリックするとインストーラが起動しますので、あとはウィザードにしたがって進めてください。

   このとき途中でインストールオプションやインストール先のディレクトリを聞かれますが、ここではデフォルトの設定で進めてかまいません(注4)。

※注4:
デフォルトのインストール先は「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 4.1」です。以降、このフォルダを「%MYSQL_HOME%」と表記します。コマンドを入力する場合などは適宜読み替えて入力してください。

   またこのときMySQL.comへのユーザ登録の情報も聞かれますが、ここでは各自の情報を入力してください(図7)。

「MySQL.com Sign-Up」ダイアログ
図7:「MySQL.com Sign-Up」ダイアログ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   インストールが完了すると、次にMySQLサーバ設定用のGUIツール「Configuration Tool」が起動します。こちらの設定ウィザードでも、基本的にデフォルトの設定で進めてかまいません(注5)。

※注5:
前バージョンのサービス「MySQL」がすでに存在する場合には、これを手動であらかじめ削除しておく必要があります。サービスの削除には、コマンドプロンプトから「mysqld-nt.exe --remove」で行うことができます。

   設定を進める際には、次の2点に注意してください。まず1つはroot権限を持つユーザ(root)のパスワードを聞かれますので、適切なパスワードを入力すること。本稿では「root」とします(図8)。


図8:Configuration Toolの「Set the security options」ウィンドウ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   もう1点はCharacter Setの設定で「Manual Selected Default Character Set/Collection」から「sjis(シフトJIS)」を選択することです。

   ここまできたらインストールは完了です。正しくインストールできたかどうかを確認してみましょう。インストール直後の状態でMySQLは起動されているはずです(注6)。

※注6:
MySQLの起動・停止は「コントロールパネル → 管理ツール → サービス」から「MySQL」を右クリックし、表示されたコンテキストメニューから行うことができます。

   それではコマンドプロンプトから以下のように入力してください。パスワードを聞かれるので、先ほど設定した「root」を入力します。

> "%MYSQL_HOME%\bin\mysqladmin" -u root -p ping

   図9のような結果が表示されればMySQLは正常に動作していますので、インストールは完了です。

MySQLの動作確認
図9:MySQLの動作確認

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WINGSプロジェクト  山田 祥寛
著者プロフィール
有限会社WINGSプロジェクト   山田 祥寛
Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト(http://www.wings.msn.to/)」の代表。主な著書に「10日でおぼえる入門教室シリーズ(Jakarta・JSP/サーブレット・PHP・XML)」(以上、翔泳社)、「書き込み式 SQLのドリル」(ソシム)など。最近ではIT関連技術の取材、講演まで広くを手がける毎日。

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第3回:JSP&サーブレットの基本環境設定(後編)
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