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| PostgreSQL | ||||||||||||
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pgAdminIIIは、PostgreSQL 8.13に含まれているので、別途インストールする必要はない。pgAdminIIIもViewの作成時にはSELECT以降のSQLを記述する方法であったので、MySQL同様にpgAdminIIIもユーザがSQLを理解していることが前提であると感じた。ダイアログなどで実行確認を行う仕様ではないが、各設定ダイアログには自動生成したSQL文を確認できる切り替えタブが配置されていることからもこのことは推測できる。 テーブル作成のカラムの設定時は、その都度別ダイアログが表示されるUIが他のツールに比べ手間に感じた。その反対に外部キーや主キーの設定が制約タグの画面に集約されているのが使いやすかった。 |
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| PostgreSQLのアクセス権設定 | ||||||||||||
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pgAdminIIIで戸惑うところは、権限設定の部分になるだろう。今回は設定を行う上で2種類のロールを使用した(ロールはユーザやグループの一種)。最初のロールはログインロールでその名の通りログインユーザであり、今回のテストでは「jobuser」にあたる。もう1つのロールはグローバルロールであり、接続できないグループ/ユーザの権限などを含め、グループ化するために利用する。 今回行った設定のイメージを図示すると図11となる。細かい設定の集合として意味をもたせたロールを作成し、設定をまとめて付与することで運用の手間を省く方法である。 ![]() 図11:ログインロールの設定 デフォルトではテーブルに対する選択肢としてログインロールを選択できないので、グローバルロールを作成してテーブルから権限を与える対象とする。ログインロール側からグローバルロールへ対応つけるのには、ロールメンバー設定の他に変数の設定でロールを設定する必要があった。この変数の設定については意外と気付きにくいのではないか。 jobmasterへの権限設定は、3つともデータベースの所有者にすることで特別な設定を行わないで機能が実現できた。 |
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| まとめ | ||||||||||||
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今回の比較は非常に限られた条件下で行っているもので、「もっとデータベースの機能を駆使するには?」「大量のテーブルを設定する場合は?」「利用者がSQLの経験豊富であれば?」など、条件が違ってくれば当然答えも印象も異なってくる。 どれが一番というよりは、各データベース依存の部分を隠蔽してくれるこれらのツールはWindowsユーザにとってどれも高い完成度のレベルにきている。初心者がDDLを勉強して頑張るより、ツールを使って生成したSQL文を見て学習するという手段も有効ではないだろうか。 |
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