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OSS業務システム
オープンソースで構築する業務システム特集

第4回:オフコンからWebシステムへの流れ
著者:ニユートーキヨー  湯澤 一比古   2006/6/9
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Olutの基本機能

   Olutの基本機能を業務の流れにそって説明しよう。まず、商品の売上があったら「出荷処理」を行う。「出荷伝票」を印刷し、それを「納品書」として利用することができる。
出荷伝票
図3:出荷伝票
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   商品の仕入があれば、「入荷処理」を行う。出荷や入荷の入力を行うと在庫が更新されるので、「入出荷実績表示」を行い、商品ごとの実績や利益を確認することができる。またこの動きを倉庫毎に確認するために「入荷移動処理」や「在庫確認表示」を利用することもできる。

入出荷処理
図4:入出荷処理
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   月末には、「棚卸業務」を行い、利益を確定する。「帳票出力」の中には、「納品書」や「請求書」などの顧客向けの資料もあり、仕入れの支払い金額確認することや実績の分析のための資料も用意されていて、これらの帳票数は12種類におよぶ。

帳票の種類
図5:帳票の種類
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   これに関連して、商品マスター、店舗(顧客)マスター、取引先(仕入先)マスターなどがあり、これらをメンテナンスする仕組みも揃っている。その他のマスターについてはSQLでインストール時にデータを入力する必要があるが、これらについては、Web上のインストールノートを参照してほしい。


Olut操作画面
図6:Olut操作画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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株式会社ニユートーキヨー 湯澤 一比古
著者プロフィール
株式会社ニユートーキヨー  湯澤 一比古
財務部情報システム室 室長。53年東京生まれ。
75年にニユートーキヨーに入社。8年弱のウエイター経験を経て、システム担当に就任。ニユートーキヨーが「セルベッサ」をオープンソースとして発表した時に、システム担当者として初めてOSSに触れる。現在、同社のシステム室長。OSCARアライアンス、OSSAJなど、複数のオープンソース推進団体に参加。セルベッサ以外にも「ガラガラドア」や「オルット」などのオープンソースシステムを手がけている。


INDEX
第4回:オフコンからWebシステムへの流れ
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Olutの基本機能
  システム構成
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