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| システム構成 | ||||||||||||||||||||||
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OlutはIAサーバ上においてLAPP(Linux・Apache・PHP・PostgreSQL)で動いているが、PHPを利用するというプラットフォームさえ維持すればほとんど手を入れずに別の構成にポーティング可能である。運用上の問題やビジネス上の要件でWindows・IIS・MySQLのように他の構成を利用することもできる。 実際にOlutを利用している株式会社エヌティー・トレーディング・コーポレーションの実績としては、次の構成で月間2,000〜2,500件のトランザクションを処理しているが、スペックとしてはかなり余裕がある。
表1:システム構成 |
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| Olutの小さな歴史 〜 長く使われてきたシステム | ||||||||||||||||||||||
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OlutがWebシステムになる前からの話をすれば、それは1970年代の後半まで戻らなければならない。Olutの基になった「食品卸向けの販売在庫管理システム」は元々オフコンで動いており、帳票類の基本的な構成やデザイン、そして用途などはほぼその頃のままである。 そのためグラフ表示などはサポートされておらず、見た目の綺麗さという面では見劣りするかもしれないが、その分シンプルで使いやすい資料が揃っている。ともかくOlutの歴史をOlut以前の在庫管理システムから通して説明しておこう。 |
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| Olutの開発 | ||||||||||||||||||||||
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1999年頃からOlutの開発の必要性について問題になっていた。2000年問題でオフコンの継続使用が危ぶまれたが、食材発注システムCervezaの充実が急がれたために、オフコンのシステムの日付を28年前へ戻すという方法でしのいだ。 2004年頃にCOBOLをPHPにコンバージョンするシステムを活用する方法でのダウンサイジングを考えたが実現せず、結局は2005年4月頃から本格的にシステムの作り直しの検討をはじめた。 SIer数社に相談して様子を見ながら最適な開発方法を探り、7月には見積りあわせをはじめた。やはりオープンソース開発が望ましいと考えて、7月末にSourceForgeにプロジェクト登録を行っている。 8月下旬には最終的に発注先を株式会社テクナレッジに決定したが、SourceForgeの公開CVSサーバを利用してのオープンソース開発手法をとるというのも条件になっていた。テクナレッジ社は小規模な会社ながら段取りよく、10月中旬には検収、同月のテストランと11月の並行ランを経て、12月には本稼動にこぎつけることができた。 |
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| Olut以前のオフコンシステム | ||||||||||||||||||||||
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オフコンで動いていたシステムをベースにOlutが作られた訳だが、そのシステムはかなり昔から動いていた。初代のシステムは1977年ころに開発され、オフコン専用の簡易言語で開発されていた。 数値の表示は電光管、入力はパネルといった代物であったが、1986年から2年ほどかけて若干の機能アップを取り込んで開発し直される。この時点で開発言語はCOBOLになり、入力はフルスクリーンの画面になったが、帳票類はほぼ以前の物を踏襲していた。 1986年版には受注とその短縮、出荷指示書の印刷などの機能が含まれていたが、現在のOlutからはこの機能は取り外されている。現状当社での運用では、この受注から出荷指示までの流れと受発注の部分はCervezaがその機能を担っており、それぞれがメインフレームの財務システムに個別にデータ連係している。 このため現状ではCervezaとOlutは密接なデータ連係ができておらず、この部分が完成すればトータルなシステムとして利用範囲が広がるだろう。 |
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