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| クラスタリングとは | ||||||||||||||
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マイクロソフトのクラスタサービスには、大きく次の3つのシステムが提供されています。
表2:マイクロソフトのクラスタサービス MSCSは、何らかの要因で稼働中の1台のサーバがダウンした場合にクラスタリング環境を構成している別のサーバが実行中の処理を引継ぐため、全体としてはシステムが停止することを防ぐことができ、利用者は大きな影響を受けることもなく今まで通りシステムを使い続けることを実現する機能です。SQL Server 2005のフェイルオーバクラスタリングは、このMSCSを利用した機能となっています。 |
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| Active-Passive形式とActive-Active形式 | ||||||||||||||
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次に、MSCSの「Active-Passive形式」と「Active-Active形式」の2種類の構成方法について説明します。Active-Passive形式は、図1の通り稼動系(Active)のサーバと待機系(Passive)のサーバから構成されており、基幹サービスは稼動系のサーバのみで実行されているのです。 ![]() 図1:Active-Passive形式 これに対して、「Active-Active形式」はクラスタを構成するすべてのサーバが稼動系のサーバとして動作しており、一方のサーバは基幹サービスAの稼動系かつ基幹サービスBの待機系として、もう一方のサーバは基幹サービスAの待機系かつ基幹サービスBの稼動系になります。 ![]() 図2:Active-Active形式 また、クラスタリング環境においては、サービスを提供している稼動系のサーバで何らかのトラブルがあった場合に、自動的に待機系サーバにリクエスト先を切り替えることで、継続的なサービス提供を可能にするフェイルオーバという機能があります。 データベースやアプリケーションの安定性が向上しても、ハードウェアやネットワークインフラのトラブルをはじめとする物理的なトラブルについては避けることができないため、企業の情報システムの基盤を担うデータベースにとって、フェイルオーバはもっとも重要な機能の1つになります。 ![]() 図3:Active-Passive形式のフェイルオーバ処理の流れ(障害発生) ![]() 図4:Active-Passive形式のフェイルオーバ処理の流れ(障害対処) |
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