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| システム統合へのビューポイントの適用:内と外 | ||||||||||||
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ISサービスのレイヤは、基本的にはその提供母体は社内外を問わない。このレイヤではISサービスを機能として認識して利用するからである。 内と外のビューポイントは、部分と全体のビューポイントの延長線上に見える場合もあるが、両者のビューポイントにはコントロール性の有無という大きな関心の相違がある。社内においては、部分に対しての強権発動やインセンティブの供与などは本社の権威のもとにできるが、外部に対してはその影響力は発揮できない。法的な組織が異なった場合には、インセンティブの供与は利益供与になるため、公共事業的な考え方のもとでのプロジェクトを実施することはできない。 このため、アーキテクチャ的にはお互いをブラックボックスとして見なし、共通インターフェースまたは共通のデータ交換規準などを定めてやり取りするしかなくなる。 |
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| EISシナリオ | ||||||||||||
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逐次(iterative)導入的なアプローチを取るためには事業継続計画が優先するので、関連する個別システムのインターフェースの変更、フェーズ化された新システムのリリース、インフラ系の置き換えなどをそれぞれプロジェクトとして管理し、全体の観点からプログラムマネジメントすることが必要になる。このようにEIS都市計画を考える場合には、個別の情報システム(アプリケーション)を導入するのと異なり、時間軸の中での順序を考えなければならない。 例えばある地域の再開発をする場合には、本来の事業の前にそこで業務を行っている店舗や住人の代替地をまず確保し、仮店舗などの代替施設を作ったうえで移転してもらわなければならない。鉄道などが通っている場合には、列車の運行を確保しながら、段階的に工事を進めなければならない。同様にEISにおいても、従来のシステムを稼動させながら、システムを停止せずに新システムに切替えることが求められる。このためには、プログラムマネジメントの考え方が必要である。 |
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| 都市計画から見たシステム統合の要点 | ||||||||||||
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企業システム統合において、顧客から見て情報システムが統合されたように見えるつくりにするだけであれば、ブリッジ・コンピュータによりタスクを振り分けたりフロントエンド統合によりプレゼンテーション層で統合したりすることでもその目的は達成できる。またこのようなアーキテクチャにした後で、必要に応じて部分を逐次的に構築していくことも可能である。 一般的にこのような場合には、2つのシステムを維持しなければならないためのコスト負担は発生するが、より優先度の高い業務がある場合には企業戦略の観点からみると有効な方法である。しかしそのためには、共通に用いるデータの意味や構造が両システムにおいて共有されていなければならないし、それに沿って両システムの対応データ間のマッピングができなければならない。 またそれだけでは十分ではなく、情報システムそのものが逐次(iterative)開発できる構造になっていなければならない。対象情報システムが巨大なスパゲッティ構造を形成している場合には、たとえ変更箇所がわずかであっても、その影響範囲は全システムにおよぶ可能性を持つ。そのため調査やテストに膨大な時間とコストがかかり、実用的ではなくなる場合が出てくる。 |
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