AquaLogic Service Busは、メッセージを取得し、それを処理してルーティング先を決定し、指定どおりに変換する仲介役として機能します。HTTP、JMS、ファイル、FTPなどの転送プロトコルを経由してメッセージを受信し、同じ転送プロトコルまたは別の転送プロトコルを使用してメッセージを送信します。メッセージへの応答はこの逆の処理になります。
AquaLogic Service Busによるメッセージ処理は、AquaLogic Service Bus Consoleでプロキシサービスの「メッセージフロー定義」で指定されたメタデータを基準に行われます。
AquaLogic Service Busはポリシー駆動です。「サービスクライアント」と「ビジネスサービス」との間に疎結合を確立し、一方でセキュリティ制御やモニタは一元的に管理できます。図2は、AquaLogic Service Busのアーキテクチャの概要です。
図2:BEA AquaLogic Service Busの高度なアーキテクチャ (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
AquaLogic Service Busでは、複数の通信パラダイムがサポートされています。要求および応答、非同期および同期、パブリケーションおよびサブスクリプション、添付ファイル付きWebサービスなどです。これは、異なる転送の組み合わせが可能です(例えば、同期と非同期のブリッジングがサポートされます)。
図3:BEA AquaLogic Service Bus でのメッセージ ブローカリング (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)