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| コスト | ||||||||||||
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他のディストリビューションと較べると、Red Hat社製品の導入・運用のコストは高めである。そのコストはパッケージそのものの対価ではなく、サポートの対価である。つまり、Red Hat Enterprise Linuxをインストールしたシステムに対する年間のサポート契約という形のコストになり、契約範囲内であればパッケージのバージョンアップ(またはバージョンダウン)の費用はかからない。 サポート内容は、システムの用途によって異なる。Red Hat Networkというオンラインサポートシステムの利用権をベースに、各ディストリビューションにより問い合わせの範囲や内容が異なるサポートが提供される。 価格は販売店により多少の差があるが、大規模ネットワーク向けのASで年間約20万円、中小規模ネットワーク向けのESで年間約10万円、ワークステーションのWSで年間約4万円程度になる。 Up2dateのサポートさえあればそれ以外のサポートは不要というようなケースでは決して安いとはいえない。しかし、例えば一般的な組織でサーバを運用する場合、Red Hat Enterprise Linuxの性能と必要なサポートの内容を考え合わせれば、十分リーズナブルな範囲といえるだろう。 またUNIXやWindows Serverと比較した場合、接続ライセンスの制限がないことや基本的なアプリケーションが揃っていることなど、やはりコスト面では有利だといえる。 |
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| ハードウェアのサポート | ||||||||||||
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サードパーティのハードウェア・ベンダーにとって、ターゲットとするOSのシェアが大きければ、それだけマーケットも大きくなることを意味する。Linuxのディストリビューションで最大のシェアを持つRed Hat Enterprise Linuxは、最も多くのハードウェアを利用できるディストリビューションである。 ビデオカードやサウンドカードなどの一般的なハードウェアは、そのほとんどをLinux側でサポートしているためベンダー側の特別なサポートは不要だが、無停電電源装置や遠隔コントロール装置、ディスクコントローラなどではハードウェア・ベンダーによるLinux用ドライバの提供が必要になることがある。 そのような場合でも、Red Hat Enterprise Linuxなら必要なドライバは提供されるものと考えていいだろう。 |
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| サードパーティ製アプリケーションの動作確認 | ||||||||||||
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オープンソースソフトウェアの場合、ソースコードを変更することによってディストリビューションを問わず利用することができるものが多い。 しかしバイナリで配布されるソフトウェアの場合は、動作対象となるディストリビューションが制限されるケースが多いのが現状である。もちろんユーザが使いたいソフトウェアに対応していることが重要だ。しかしハードウェアと同様にソフトウェアにおいても、シェアが大きいディストリビューションから優先的に対応していくことが一般的であり、その点でもRed Hat Enterprise Linuxは有利だといえよう。 |
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