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| JavaScriptとFlexの比較 | ||||||||||
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Flexでの開発スタイルが、HTMLにJavaScriptを書いていくのに似ていることに触れましたが、それではJavaScriptでなく、Flexを利用するメリットはどれくらいあるのでしょうか。 世間では、「Ajax」というキーワードと共にWeb 2.0を実現する代表的技術として、JavaScriptが盛り上がっています。JavaScriptなら、Internet ExplorerやFireFoxなどの主要なブラウザではインストールの必要もなく、ソースコードのコンパイルも不要です。 そのような中で、Flexを利用する一番大きなメリットは、インターフェースや見栄えの部分にあります。Flexが生成するのは、Flashムービーです。エフェクトなどの特殊効果を派手に見せられるは当然のこと、様々なカスタムコンポーネントをFlashだけでゼロから構築することもできます。 また、ボタンやエディタは当然のこと、タブ付のフォームや、データグリッド、スライダーやツリービューなど、Windowsの標準コントロールに含まれているようなコンポーネントがはじめから用意されています。 なお、以下のサイトより、様々なコンポーネントを体験することができます。
Flex 2:Style Explorer
http://flexapps.macromedia.com/Flex2beta3/styleexplorer/Flex2StyleExplorer.html
そして、前述したように実行速度の面において、JavaScriptとFlash Playerでは比べ物にならないほどの速度差があります。2,000回×2,000回の単純な足し算を行うプログラムを組んで速度比較をしてみたところ、以下のような結果がでました。
表1:プログラム処理の速度比較
※注1:
実行に時間がかかりすぎたため、途中で実行が中断されてしまいました。
表1は単純な計算比較ですが、JavaScriptとFlash Playerでは100倍もの差がでました。この点からも、Flex 2の可能性を感じることができるのではないでしょうか。 ただし、Flex 2はJavaScriptと競合するものではありません。使用に適している場面も異なりますし、JavaScriptからFlexの関数を呼び出したり、FlexからJavaScriptを呼び出したりと両者を組み合わせて動かすこともできます。よって、JavaScriptとFlexはお互いのよい部分を補いつつ利用することができるでしょう。 |
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| まとめ | ||||||||||
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Free Flex 2 SDKは、正式版が公開される前にAdobe Labsよりベータ版が提供されていましたので、多くの開発者が試用しました。彼らのblogを通じFlex 2やActionScript 3に関して、試用した感想や意見を読むことができました。 プログラマに向けたツールという前提なので、オーサリングツールとしてFlashを使ってきたデザイナーには、オブジェクト構造ががらっと変わってしまったため、覚え直さないといけないと不満の声もあるようです。 しかし、大多数の反応は好意的なものでした。新しいもの好きのプログラマは、さっそく様々なサンプルを公開しています。 今後、Flex 2を利用した多くの面白いプログラムが発表されることを楽しみにしつつ、次回から、実際にFree Flex 2 SDKでプログラムを作っていきます。 |
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