S2L(Solaris to Linux)というシステム移行の場合、全面的にOSが切り替わる前段階として、SolarisとRed Hat Enterprise Linuxが混在する状況が発生するでしょう。RHN Satellite Serverは、Red Hat Enterprise LinuxだけではなくSolarisのサーバも管理対象とすることができるため、混在状況でも問題ありません。管理が可能なSolarisのバージョンは8/9/10(x86は9/10)です。またManagement Moduleによるグループ化やProvisioning Moduleによるキックスタートなどをサポートしています。
RHN Satellite Serverでは、ネットワーク経由でLinuxのカーネルイメージを提供し、さらにキックスタートファイルを配信することで、自動的にネットワークインストールを行うことも可能です。したがって、新たに用意したハードウェアをネットワークに接続し、PXEの選択画面でRed Hat Enterprise Linuxのバージョン、例えば、Red Hat Enterprise Linux AS(v.4 for 32bit x86)のUpdate 4を選択し、インストールやWebサーバ用の設定を行うといったことが、すべて自動的に完了します。