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改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - 管理ツール編

第2回:手軽なWeb管理ツールと強力な専用ツール
著者:日本ヒューレットパッカード  古賀 政純   2006/11/28
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SIMサーバから監視対象ノードにSSHで接続

   実際に監視をはじめる前に、SIMサーバ側から監視対象に対してSSH接続できるように設定を行います。SIMはメニューから監視対象に対してSSH経由でリモートコマンドを発行します。

   例えば、監視対象のLinux上のコマンドなどが実行可能で、次の図のように、出力された情報をSIMサーバ上の管理コンソールに取り込むことができます。
SIMメニューにある「Command Line Tools」で監視対象マシンでコマンド実行
図4:SIMメニューにある「Command Line Tools」で監視対象マシンでコマンド実行
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


SIMサーバ側からのSSH接続を行う設定

   SIMサーバからSSH接続を行うように設定するには、SIMサーバ上で次のコマンドを実行します。

# mxagentconfig -a -n 172.16.10.252 -u root -p hogehoge ←SSH接続の有効化

   このとき監視対象となるノードのIPアドレスとユーザ名/パスワードを以下のオプションに続けて指定します。

  • -n:監視対象ノードのIPアドレスを指定。
  • -u:SSH接続するユーザを指定。監視対象ノードにこのユーザがすでに作成されている必要がある。
  • -p:SSH接続するユーザのパスワードを指定。


SIM5.0Update2 for Linuxに関する各種情報

   次のURLには、SIM for Linuxの最新版である「Systems Insight Manager 5.0 Update2 for Linux」に関する情報がまとめられています。

Systems Insight Manager 5.0 Update2 for Linuxに関するページ: http://h18004.www1.hp.com/products/quickspecs/11824_div/11824_div.html

   またSIM for Linuxは次のURLから入手できます。


   このページからは次のファイルをダウンロードすることが可能です。

  • SIM5.0Update2へのアップデートキット(新規インストールを含む)
  • SIM5.0Update1へのアップデートキット
  • インストールおよび設定ガイド
  • MIBアップデートキットのダウンロード
  • HP Insight Management Agents for Linux on Integrity Servers


まとめ

   このような一元管理を可能にするツールやソリューションを利用することで、数百台単位のサーバで構成されたシステムの情報を柔軟かつ少ない工数で収集できるようになります。日々のサーバ管理に追われている管理者の方は、ぜひ一元管理ツールを導入して作業の効率化をはかってください。

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日本ヒューレット・パッカード株式会社 古賀 政純
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
古賀 政純

2000年よりUNIXベースのHAクラスタシステム及び、科学技術計算システムのプリセールスに従事。並列計算プログラミング講習会などを実施。その後、大手製造業及び官公庁系の大規模Linuxクラスタの導入、システムインテグレーションを経験。現在は、大規模エンタープライズ環境向けのLinuxブレードサーバ及びHP Serviceguard for Linux(HAクラスタソフトウェア)のプリセールスサポート、システム検証を担当している。毎日、Linuxサーバと寝食を共に(?)しています。


INDEX
第2回:手軽なWeb管理ツールと強力な専用ツール
  System Management Homepageによるハードウェア障害監視
  監視エージェントで情報収集「Systems Insight Manager」
SIMサーバから監視対象ノードにSSHで接続