ZABBIX-JPのサイトから以下の日本語送信スクリプトをダウンロードし、ZABBIXサーバがインストールされているマシンの「/home/zabbix/bin」ディレクトリに「sendmessage」というファイル名で保存します。
このスクリプトの先頭には以下のような設定があります。この内容を環境にあわせて修正を行います。この際に、スクリプトで設定した一時ファイルの保存ディレクトリを作成し、ZABBIXユーザからアクセス可能なことを確認してください。
### 設定
MAIL_FROM="zabbix@localhost" ← 送信元メールアドレス
MAIL_TO=$1
MAIL_SUBJECT=$2
MAIL_DATA=$3
SENDMAIL=/usr/sbin/sendmail ← sendmailのパス
TEMP_DIR=/home/zabbix/tmp ← 一時ファイルの保存ディレクトリ
さらに、作成したファイルの所有者とパーミッションを設定します。
# chown zabbix.zabbix /home/zabbix/bin/sendmessage
# chmod 755 /home/zabbix/bin/sendmessage
次に、ZABBIXのWebフロントエンドから「Configuration → General」をクリックします。さらに右上のドロップダウンリストから「Media Types」を選択し、「Create Media Type」をクリックします。表示された画面で以下のように設定し「Save」をクリックします。
Description |
Send Message |
Type |
Script |
Script name |
sendmessage |
表3:スクリプト利用時の設定
最後に、「第3回:ZABBIXの基本的な監視設定」で解説したadminユーザのMedia設定を開き、「Type:Send Message」と変更して「Save」をクリックします。
以上の設定で日本語のメールも正常に送信することができるようになります。では、第4回で作成したアクションの設定を日本語に変更し、さらに送信先を携帯電話のアドレスに設定しましょう。

図4:日本語アラートメールの送信設定 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ZABBIXから送信されたアラートメールは図5のように受信できます。

図5:日本語アラートメールを携帯電話で受信 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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