第1回:エンタープライズWeb 2.0とは (3/3)

エンタープライズWeb 2.0とNexaweb
エンタープライズWeb 2.0とNexaweb

第1回:エンタープライズWeb 2.0とは

著者:日本ネクサウェブ  福島 竜   2006/12/8
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エンタープライズWeb 2.0のリファレンスアーキテクチャ

   それでは現在のEW 2.0アプリケーションの全体像を図4に示します。
現在のエンタープライズWeb 2.0
図4:現在のエンタープライズWeb 2.0

   クライアントにはJava、.NET、Ajaxなどがあります。クライアントとサーバ間の通信も多様で、サーバサイドにはHTTPサーバからPHP、.NET、J2EEなど様々な技術があります。データソースの統合にも様々な方法があり、それらと同じぐらい多様なビジネスプロセスとサービス、開発ツールや方法論もあります。

   この図はある程度簡素化されていますが、開発言語やミドルウェア、アプリケーションサーバなどはもっと多様かつ複雑であるため、実際のシステム開発や保守も容易ではないことはご存知のことでしょう。

   次の図はEW 2.0のリファレンスアーキテクチャを示したものです。

エンタープライズWeb 2.0リファレンスアーキテクチャ
図5:エンタープライズWeb 2.0リファレンスアーキテクチャ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   EW 2.0のリファレンスアーキテクチャではクライアント、通信部分、サーバサイドのそれぞれを統合する仕組みを提供しています。ユニバーサルクライアントはクライアントで利用されるAjax、Java、.NET、Flashなど様々な開発言語や、共通通利用されるコンポーネントを統合しています。

   インターネットメッセージングバス(Internet Messaging Bus:IMB)は、リクエスト/レスポンス、パブリッシュ/サブスクライブ、非同期通信、サーバプッシュなど様々な通信方式を統合して利用する仕組みです。

   エンタープライズマッシュアップサーバは、サーバサイドで利用される様々な開発言語で実装されたサービスを統合するものです。図4で示した複雑な構成をサービス利用層として3つのサービスレベルに統合して構成しています。

   このアーキテクチャによって、EW2.0アプリケーションの開発者は、開発言語や利用するコンポーネントの柔軟性を持ちつつ、共通のアーキテクチャとサービスを利用することができます。

   EW 2.0のリファレンスアーキテクチャは、EW 2.0アプリケーションをエンタープライズサービス提供層(サービスプロバイダ層)とサービス利用層(サービスコンシューマ層)に分けています。このリファレンスアーキテクチャでは、SOAによりサービスインフラがエンタープライズサービス提供層に配置されていることを想定しているのです。

   次回はリファレンスアーキテクチャのサービス利用層がどのように構成され、実装されるのかをはじめ、EW2.0アプリケーションのプラットフォームであるNexawebを紹介し、Nexawebがリファレンスアーキテクチャをどのようにカバーしているか説明します。

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日本ネクサウェブ株式会社 福島 竜
著者プロフィール
日本ネクサウェブ株式会社
チーフコンサルタント  福島 竜

Interlisp-D(LISPの方言)によってオブジェクト指向を知る。C++、Javaなどにより、金融情報系システムを構築。Forteによる基幹系システム構築などを経て、オブジェクト指向分析・設計の教育、Webアプリケーション開発プロジェクトなどを経験。2004年からNexaweb に関わる。


INDEX
第1回:エンタープライズWeb 2.0とは
  企業レベルWeb 2.0のプラットフォームを考える
  エンタープライズレベルでのWeb 2.0の課題
エンタープライズWeb 2.0のリファレンスアーキテクチャ
エンタープライズWeb 2.0とNexaweb
第1回 エンタープライズWeb 2.0とは
第2回 リファレンスアーキテクチャのサービス利用層を知る
第3回 Nexawebプラットフォーム全貌を知る(Client編)
第4回 Internet Messaging Busによる通信管理を理解する(Server編)
第5回 Nexaweb Studioに用意された機能(Studio編)
第6回 エンタープライズWeb 2.0の開発環境を体感する

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