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Ludia
高性能なオープンソース全文検索システム「Ludia」

第3回:Ludiaの導入準備

著者:NTTデータ  加納 寿浩   2007/1/25
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データベースの文字コードの確認

   Ludiaを導入するデータベースの文字コードを確認します。データベースの文字コードと、これから導入するMeCabとMeCab辞書、Sennaの文字コードを同一にする必要があります。次の例では、ludiaデータベースにpsqlでアクセスし、文字コードを確認しています。
ludia=# \encoding
UTF8

PostgreSQL Ver.8.1.5 のインストール

   ここではLudiaの導入に伴い、はじめてPostgreSQLを導入される方向けに、簡単にインストール手順を示します。

   まずは下記のように、PostgreSQLを動作させるユーザを事前に作成しておきます。uid、gid、所属グループは、下記の値と異なっても構いません。また、必要であればパスワードの設定を行ってください。

[root@cntd1952 ~]# useradd postgres
[root@cntd1952 ~]# id postgres
uid=500(postgres) gid=500(postgres) 所属グループ=500(postgres)

   次にPostgreSQLを下記のURLよりダウンロードし、適切な場所に保存します。


   Ludiaは、PostgreSQL Ver.8.1に対応しており、Ver.8.1.3〜Ver.8.1.5で動作確認しています。今から導入されるのであれば、Ver.8.1.4以降をお勧めします。ここでは、Ver.8.1.5をインストールします。なお、PostgreSQLのインストールについては、書籍やネット上の記事が多数ありますので、それらも参考にしてください。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   次にデータベースクラスタの保存ディレクトリを作成します。ここでは、データベースクラスタの保存ディレクトリを「/var/lib/postgresql/data」とします。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   また、postgresユーザの環境変数を設定しておきます。下記のようにすることで、PostgreSQLのプログラムをフルパス指定する必要がなくなり、またデータベースクラスタの場所も自動的に通知されますので、運用が簡易になります。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   次にデータベースクラスタを初期化します。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ここで、PostgreSQLの動作確認をしておきます。postmasterを起動して、psqlを起動し、正常に接続できることを確認します。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   これでPostgreSQLのインストールは完了です。


次回は

   今回はLudiaを導入するにあたっての準備を進めてきました。次回はMecab、Senna、Ludiaを実際に導入させ、その動作を見てみます。

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株式会社NTTデータ 加納 寿浩
著者プロフィール
株式会社NTTデータ  加納 寿浩
日本でも有数の大規模システム更改プロジェクトに企画段階からサービス開始まで従事。主にメインフレーム上のデータベース性能対策を行う。その後、該当システムのオープン化検証にて、オープン系DBMSの評価を行った。2005年から現職。Ludiaプロジェクトの立ち上げを行う。


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第3回:Ludiaの導入準備
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データベースの文字コードの確認