サーバのリソースを監視してグラフ化しておくと、どの時間帯にどの程度の負荷があったのかやボトルネックになっている箇所を発見しやすくなります。
サーバのリソース監視には「cacti」というツールを使用します。cactiはphpで記述された「RRDTools」を利用してリソースを可視化するオープンソースのツールです。インストールされていない場合には以下のコマンドを実行してインストールを行います。
%yum install cacti ← 注意:手元のfedora Core 5ではphp5を要求します
cactiをインストールしたら、cacti用のMySQLデータベースを作成します。
% mysql -u root mysql
mysql> create database cacti;
mysql> grant all on cacti.* to cactiuser@localhost identified by 'password';
mysql> flush privileges;
mysql> use cacti;
mysql> source /cactiのインストールディレクトリ/cacti.sql
続いて、cactiの設定ファイルを先ほど作成したデータベースに書き換えます。
% sudo vi /cactiのインストールディレクトリ/include/config.php
$database_type = "mysql";
$database_default = "cacti";
$database_hostname = "localhost";
$database_username = "cacti";
$database_password = "設定したパスワード";
$database_port = "3306";
以下のコマンドを実行して、crontabのジョブにポーリングスクリプトを追加します。
sudo crontab -e
*/5 * * * * php /インストールディレクトリ/poller.php > /dev/null 2>&
Webブラウザからアクセスできるように、以下の行をhttpサーバ(Apache)の設定ファイルに追加します。
$vi /etc/httpd/httpd.conf
alias /cacti /インストールディレクトリ
設定したディレクトリに対してWebブラウザからアクセスすることで、設定を行えるようになります。
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