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新しいSNSのカタチ
第1回:実社会に近づくSNS
話者:
セキュリア 久保 美恵子
2007/3/2
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実社会をSNSで実現する
Willbeeの特徴はFlashを採用したUIと説明したが、本当の特徴は「グループ機能(特許出願中)」にある。
本来、SNSは「インターネット上の仮想社会」といわれるほど、人と人との繋がりやコミュニケーションを重要視している。そのため、コミュニティなどの任意団体の活動場などになっていくだろう。
しかし実社会には個々人に何らかの権利・権限があり、受ける・受けられるサービスに差がある。これはSNSも同様であり、同じことを実現できなければ、ファンクラブやカード会員の場にはなりえない。
そこで、このことを実現するためにWillbeeでは「グループ機能」を付け、次のようなサービスの展開が可能になっている。
ユーザに権限を付与できる機能
権限をグループ単位でまとめる機能
それらを体系的に管理できる機能
表3:Willbeeのグループ機能
これらの機能により、実社会(リアルコミュニティ)の権限などを、そのままSNS上でサービス展開することも可能となった。
図2:実社会とWillbeeの権限・権利
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
また、グループごとにサービスレベルを細かく策定することが可能で、ターゲットマーケティング、物品販売、アンケートなど、企業や団体にあわせた幅広いビジネスへの適用範囲が広げられる。
終わりに
これからのSNSの一例としてWillbeeを紹介してきたが、いかがでしょうか。
ユーザが集まりにくくなるSNSでは、何か新しい方法(コンテンツ)を生みださなければ、生き残っていくのは難しい。そのためにも、膨大な費用をかけずにコンテンツをより魅力的にみせ、CMSのように簡単に提供していくことこそが、近未来のSNSに不可欠であると考えられる。
SNSはソーシャル・ネットワーク・サービスではなく、ソーシャル・ネットワーク・メディア・サービスになるのではないだろうか。
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著者プロフィール
株式会社セキュリア 代表取締役社長 久保 美恵子
2004年1月セキュリア設立、ASP向けアプリケーションの開発・ライセンシングをメイン事業とする。2006年3月フィリピンのパートナー企業と合弁でアライアンス・ソフトウェア・ジャパン株式会社を設立。ブリッジエンジニアリング専門の会社として、現在フィリピンの開発会社と連携して、受託開発を含めた開発を行う。
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第1回:実社会に近づくSNS
SNSの変化
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