TOP業務システム> Scalixのライセンス体系
Scalix
メッセージング&コラボレーションソフトウェア「Scalix」の仕組みと使い方

第1回:Scalixを知る

著者:日本スケーリックス  大塚 和彦   2007/3/16
前のページ  1  2  3  次のページ
Scalixのライセンス体系

   Scalixのライセンス体系は、Mozilla Public Licenseをベースとした独自のScalix Public License(SPL)と商用ライセンスのデュアルライセンスとなっています。

   そのライセンスに基づき、3種類のエディションと2種類のユーザタイプを用意しています(表3)。
  コミュニティ
エディション
スモールビジネス
エディション
エンタープライズ
エディション
プレミアム
ユーザ
25ユーザ付き・無償(ユーザ追加不可) 50ユーザ付き・有償(25ユーザ単位で追加可能) 50ユーザ付き・有償(1ユーザ単位で追加可能)
スタンダード
ユーザ
無制限・無償 無制限・無償 無制限・無償

表3:エディションごとの価格とユーザタイプ

   なお、利用できる構成やサービスは各エディションによって異なります(表4)。

  コミュニティ
エディション
スモールビジネス
エディション
エンタープライズ
エディション
マルチインスタンス
(クラスタリング構成)
   
マルチサーバ構成
(クラスタリング構成)
   
ハイアベイラビリティ
(クラスタリング構成)
   
Active Directoryとの連携  
Exchangeとの共存  
リカバリフォルダ機能  
Scalix Migration Tool
(オプション)
 
メールによるソフトウェアアップデートやバグ、機能強化などの通知サービス  
携帯電話対応
スタンダードユーザの無制限利用
GUIによるインストーラおよび管理画面

表4:エディションの違い

   また、ユーザタイプによって利用できる機能が異なります(表5)。

スタンダードユーザ
  • Scalix Web Accessのパーソナルな利用(個人のWebメールと個人のスケジューラー)
  • POP3またはIMAP4でのメール利用
  • 携帯電話(Scalix Web Access Mobile)からのメール確認
プレミアムユーザ
  • スタンダードユーザのすべての機能
  • Microsoft OutlookでのMAPI(Messaging Application Program Interface)利用によるフル機能をサポート
  • Scalix Web Accessのグループウェア機能(参照権限の付与、共有フォルダ機能、会議通知、施設予約、掲示板など)の利用

表5:ユーザタイプと利用できる機能

   Scalixはスタンダードユーザとして利用する場合は、無期限に無償で利用することができます。つまり個人でのメールとスケジューラーのみの利用であれば、無制限に利用することができるのです。また、グループウェアの機能が必要になった場合のみ、プレミアムユーザを追加で購入すればよいため、導入価格を抑えることができます。

前のページ  1  2  3  次のページ


日本スケーリックス株式会社 大塚 和彦
著者プロフィール
日本スケーリックス株式会社  大塚 和彦
取締役 営業部長
リコー情報システム株式会社(現リコーテクノシステムズ株式会社)在籍中にLotus Notes販売事業のメンバー、その他ネットワーク、サーバインフラなどの営業を経験。その後、TISソリューションビジネス株式会社にてLotus Notes、その他グループウェア、ECサイト、検索サイトなどの営業経験を経て、現在日本スケーリックス株式会社にて事業計画、営業企画、マーケティング、営業活動などを行っている。


INDEX
第1回:Scalixを知る
  Scalixとは
Scalixのライセンス体系
  Scalixへの移行