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SeleniumでWebアプリケーションテストを自動化
第2回:Seleniumを体感する
著者:
DTS 大田尾 一作
2007/5/25
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デモ用バッチファイルの設定
テストを行うPCがインターネット接続の際にプロキシを使用している場合、デモで使うバッチファイルの設定を変更する必要があります。プロキシを使用していない場合はこの手順を実施する必要はありません。
バッチファイルの設定変更には、先ほど配置したSeleniumDemoフォルダ内のexectest.batをテキストエディタで開きます。ダブルクリックするとバッチ実行されてしまうので注意してください。exectest.batを選択し右クリックのメニュー「編集」をクリックするとメモ帳で開くことができます。そして、exectest.batの冒頭を以下のように編集します。プロキシのアドレスはドメイン形式でも、IPアドレスでもかまいません。
図4:exectest.batを修正する
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
Windows 2000用の設定
Windows 2000の場合のみ必要な手順があるので説明します。Windows XPおよびWindows 2003 Serverの場合は当手順をスキップしてください。
Selenium RCでは、Webブラウザの設定を一時的に変更して起動したりするためにレジストリ操作を行っており、マイクロソフトが提供している「reg.exe」というツールを使用しています。Windows XPおよびWindows 2003 Serverはデフォルトでreg.exeがインストールされますが、Windows 2000ではデフォルトでインストールされないため、個別にインストールする必要があります。
まず、Webブラウザで以下のリンクから自己解凍形式のreg_x86.exeファイルをダウンロードします。
reg_x86.exeダウンロード先
ftp://ftp.microsoft.com/bussys/winnt/winnt-public/reskit/nt40/i386/reg_x86.exe
ダウンロードしたreg_x86.exeファイルを適当なフォルダに保存して実行すると、以下のウィンドウが開きます。このウィンドウの「Unzip To Folder:」に「C:\WNNT\system32」と入力して「Unzip」ボタンを押します。
図5:reg_x86.exeを実行すると表示されるウィンドウ
すると「C:\WNNT\system32」フォルダ配下にREG.EXEファイルとREADME.TXTが追加されます。
図6:REG.EXEが追加された
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
なおSelenium RCのレジストリ操作についての詳細については、Selenium開発コミュニティのwikiに解説が載っていますので参照してください。
Selenium RCのレジストリ操作詳細
http://wiki.openqa.org/display/SRC/Windows+Registry+Support
Selenium RCのダウンロードとセットアップ
先ほど配置したデモ用ファイルにはSelenium RCのライブラリが含まれていませんので別途ダウンロードします。以下のダウンロードページからSelenium RCの最新版をダウンロードします(2007年5月上旬現在の最新バージョンは0.9.0)。ダウンロードしたZIPファイルは適当な作業用フォルダに解凍します。これはデスクトップなどでもかまいません。
Selenium RCダウンロードページ
http://www.openqa.org/selenium-rc/download.action
図7:Selenium RCのダウンロードページ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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著者プロフィール
株式会社DTS 大田尾 一作
技術SE部在籍。業務内容は、Java/Web開発に役立つ技術の調査・推進。Selenium関連では、開発コミュニティにリファレンスガイド日本語訳を寄贈。ブログ(http://d.hatena.ne.jp/otao/)にてSelenium最新情報、Tips等も掲載。
INDEX
第2回:Seleniumを体感する
Seleniumを体感〜デモ
デモ用バッチファイルの設定
selenium-server.jarのコピー