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Red Hat Enterprise Linux 5
簡単!Red Hat Enterprise Linux 5インストールガイド

第1回:Red Hat Enterprise Linux 5をインストールしよう!

著者:日本ヒューレット・パッカード  古賀 政純   2007/6/8
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ブートローダの確認

   デフォルトのブートローダとして/dev/cciss/c0d0が選択されていることを確認します。ProLiantサーバの場合、/dev/cciss/cXdXとなります。
デフォルトのブートローダとして/dev/cciss/c0d0が選択されていることを確認
図17:デフォルトのブートローダとして/dev/cciss/c0d0が選択されていることを確認
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ここで、ブートローダのインストール先が/dev/cciss/c0d0pX(Xはパーティション番号)などになっていないことを確認します。IDEディスクの場合は、/dev/hda、SCSIタイプのハードディスクやSCSI型のRAIDコントローラ配下では「/dev/sda」などになるのが一般的です。

   SANブートしているか否かに関わらず「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れます。するとブートローダのインストール場所に関する詳細設定のダイアログが開きます。

「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れる
図18:「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れる
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   ブートローダをインストールする場所を指定します。SANブートを行わない場合は、内蔵ディスクの先頭512バイトにブートローダをインストールする必要がありますので、/dev/cciss/c0d0を指定します。

ブートローダをインストールする場所を指定
図19:ブートローダをインストールする場所を指定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   SAN接続されている場合「ドライブの順序を変更」をクリックして、内蔵ディスクまたはSANストレージのどちらからブートするのかのブート順序を変更する必要があります。内蔵ディスクからブートする場合は「/dev/cciss/c0d0」が一番上位になっているかを確認します。以下の例ではSAN接続されていないため、内蔵ディスクのデバイス名「/dev/cciss/c0d0」のみが表示されています。そのディスクにマスターブートレコードを記録してよい場合は、OKをクリックします。

SAN接続されている場合はブート順序を変更
図20:SAN接続されている場合はブート順序を変更
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   今回はここまでとなります。次回はネットワークやパッケージの選択、実際のインストール作業の手順を解説します。

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日本ヒューレット・パッカード株式会社 古賀 政純
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
古賀 政純

2000年よりUNIXベースのHAクラスタシステム及び、科学技術計算システムのプリセールスに従事。並列計算プログラミング講習会などを実施。その後、大手製造業及び官公庁系の大規模Linuxクラスタの導入、システムインテグレーションを経験。現在は、大規模エンタープライズ環境向けのLinuxブレードサーバ及びHP Serviceguard for Linux(HAクラスタソフトウェア)のプリセールスサポート、システム検証を担当している。毎日、Linuxサーバと寝食を共に(?)しています。


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