次にyumレポジトリのメタデータを生成します。メタデータとは、yumレポジトリの全体を管理するための情報であり、yumコマンドはメタデータに登録されている情報をもとにパッケージの現在の状態を知ることができます。
yumレポジトリのメタデータの生成はcreaterepoコマンドを使います。
# createrepo /var/www/html/yum/network1/RPMS/
「ローカルディスク上のRPMパッケージ管理機能」を実現するため、yumレポジトリサーバ自身でyumのレポジトリにアクセスできるようにyumの設定ファイルを作成します。
# vi /etc/yum.repos.d/network1.repo
[network1]
name=Red Hat Enterprise Linux $releasever - $basearch via Newtork
baseurl=http://172.16.10.50/yum/network1/RPMS/
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release
ここで重要なのは「baseurlの行」です。まずhttpでyumレポジトリサーバのWebサービスのURLを指定します。また「/etc/yum.repos.d」ディレクトリには、複数のレポジトリ設定ファイルを配置しておき、設定ファイル内の「enabled=」と書かれた箇所でこのレポジトリの有効・無効を切り替えることができます。enabled=1に設定すると、そのレポジトリは有効になります。
次にyumレポジトリサーバでメタデータを読み込みます。
# yum list available
以上でyumレポジトリサーバは構築は終了です。
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