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| 設定と正常動作の確認 | ||||||||||||
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設定が完了したら、マスタサーバからスレーブサーバに対して正常にレプリケーションが行われることを確認します。 まず、マスタサーバのLDAPサーバデーモンを起動し、リスト1のLDIFファイルをマスタサーバに登録します。続いて、マスタサーバへのデータ登録が完了したら、スレーブサーバのLDAPサーバデーモンを起動します。 マスタサーバとスレーブサーバに対して検索を実行し、それぞれ登録したデータが正常に表示されれば、refreshAndPersistモードでスレーブサーバ起動時に実行されるデータ同期処理は正常に行われています。 次に、マスタサーバへの更新がリアルタイムにスレーブサーバへレプリケーションされることを確認します。まず以下のリスト2のLDIFファイルを作成します。 リスト2:LDIFファイルの内容
mail.ldif
続いてmail.ldifファイルをマスタサーバに登録し、ユーザのmailの値を変更してみます。
# ldapmodify -x -h <ホスト名> -D 'cn=Manager,dc=example,dc=com' -w secret -f mail.ldif
マスタサーバへのデータ登録が完了したら、マスタサーバとスレーブサーバに対して検索を実行します。
# ldapsearch -x -h <ホスト名> -D 'cn=Manager,dc=example,dc=com' -w secret -b 'dc=example,dc=com' ‘(uid=sekiguchi)’mail
それぞれ登録したデータが正常に表示されれば、マスタサーバへの更新が正常にレプリケーションされています。 |
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| OpenLDAPの新しい設定方法 | ||||||||||||
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今回は、テキストファイルのslapd.confを編集して、設定を行う方法を紹介しました。しかしOpenLDAP 2.3では、設定をLDAPのデータベースに格納することができるようになっています。 設定をデータベースに格納することで、次のメリットが得られます。
表4:設定をデータベースに格納するメリット 商用のLDAPサーバでは当然の機能ですが、今後OpenLDAPでもこの設定方法が標準になっていくものと思います。 次回はOpenLDAPを活用した導入事例について紹介します。 |
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