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usermodコマンドでユーザの設定情報を変更
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次にユーザの設定情報を変更してみましょう。変更を行いたい場合には「usermodコマンド」で行います。
usermod [オプション][ユーザ名]
usermodコマンドにもオプションはいくつかありますが、ここでは「-L」オプションを紹介します。
-Lオプションを使うとそのユーザのパスワードをロックしてログインできないようにします。例えば、あるユーザが長期休暇などでそのコンピュータにアクセスすることがない場合にロックを掛けておき、悪意のある第3者がアクセスできないようにします。
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ユーザの削除は「userdel」コマンド
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最後にユーザの削除です。ユーザの削除は「userdel」コマンドで行います。
userdel [オプション][ユーザ名]
例えば-rオプションは、そのユーザのホームディレクトリも同時に削除します。もし-rオプションを指定しない場合は、ユーザを削除してもホームディレクトリが残ってしまうので注意してください。
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LAMP環境とは?
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次に、パッケージのインストールについて紹介します。本編では、応用編で使用するLAMP環境のインストールと、その確認をしていきます。
LAMPとはLinux(OS)、Apache(Webサーバ)、MySQL(データベース)、Perl、PHP、Python(プログラミング言語)からなる造語で、Webサイト構築に適したオープンソースのソフトウェア群のことを指します。
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rpmとは?
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各種パッケージをインストールする際に使われるコマンドに「rpm」と「yum」があります。rpmとは「Red Hat Package Manager」の略で、RedHat Linuxなどで用いられているパッケージ管理システム、あるいはパッケージそのものを指し、そのままコマンド名としても使われます。使い方としては、バイナリパッケージを指定して、インストールやアンインストールするときに用います。
rpmコマンドの例は下記のようなものになります。
パッケージをインストールする場合:rpm -ihv [パッケージ名]
パッケージをアンインストールする場合:rpm -e [パッケージ名]
またrpmコマンドに用意されているオプションは表1のようなものがあります。
オプション |
内容 |
-i |
パッケージをインストールします |
-U |
パッケージをアップグレードします |
-e |
パッケージをアンインストールします |
-h |
インストールの進行状況を「#」で表示します |
--test |
実際のインストールは行わずにテストのみ実行します |
表1:rpmコマンドのオプション
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著者プロフィール
株式会社オープンドリーム 小山 健二
トレーナー 私立校の数学教師、教育事務を経て、この世界へ入り込むという異色の経歴の持ち主。教師と教育事務で培った教育観を技術教育の場に還元し、「とりあえずやってみようか?」の社風の下、仕事を仕事と思わないくらいに、のびのびと研究・開発そしてメインの教育事業に従事している。今のマイブームはRuby on RailsとJava。ソースコードの量が両極端な二者間で大いに揺れている。
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