まずは、MySQL設定ファイルを作成します。作成といってもはじめから作るのではなく、用意されているサンプルからコピーします。MySQLのインストールディレクトリ配下の「support-files」ディレクトリに、サンプルのcnfファイルが用意されています。ここでは管理者権限でログインします。
# su -
Password:
# cd /usr/local/mysql/support-files/
# ls *.cnf
my-huge.cnf my-innodb-heavy-4G.cnf my-large.cnf my-medium.cnf my-small.cnf
ここでは、rootユーザで「my-huge.cnf」をコピーして利用することにします。なお、「my-huge.cnf」は、1〜2GBのメモリ容量を持つマシンに特化した設定ファイルとなっています。メモリ容量が少ない場合は、「my-large.cnf」(512MB)、または「my-medium.cnf」(32〜64MB)をコピーして利用してください。
# cp my-huge.cnf /etc/my.cnf
それでは、いよいよMySQL設定ファイルを編集していきます。設定ファイルは前述の通り、セクションに区切られています。表2〜4を参考に、設定値を変更していきます。表に記述されていないパラメータは、そのままでかまいません。
#がついているパラメータは、デフォルトと同じ値のため、コメントアウトしています。
[mysqld]
default-character-set=utf8
#datadir= /usr/local/mysql/data/
default_table_type= innodb
#port=3306
max_connections=30
log-error
#log-bin
log-slow-queries
long_query_time=15
・
・
[mysqldump]
default-character-set=utf8
・
・
[mysql]
default-character-set=utf8
・
・
|