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第3回:開発〜保守契約フェーズで重要なポイント

著者:システムインテグレータ  安治 理之   2007/8/27
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「開発、単体検証」フェーズでの便利ツール

   「開発、単体検証」フェーズでの便利ツールには、以下のようなものがあります。
コード解析や、単体テストを支援してくれるソフト
Find Bugs
【無償】
【オープン】
http://findbugs.sourceforge.net/
Java開発向けバグ検出ツール。意味の無い処理やリソースの解放忘れなど、潜在バグを検出する。Eclpseなどのプラグインとしても利用可能(図1)
PMD
【無償】
【オープン】
http://pmd.sourceforge.net/
ソースコード構文解析に強みを持つツール、Eclpseなどのプラグインとしても利用可能
JUNIT
【無償】
【オープン】
http://pmd.sourceforge.net/
Java開発向け単体テスト自動実行支援ツール。Eclpseなどのプラグインとしても利用可能
Nunit
【無償】
【オープン】
http://www.nunit.org/
.Net開発向け単体テスト自動実行支援ツール。.Net用テストフレームワークとして利用可能

開発メンバー間のコミュニケーション支援ソフト
MediaWiki
【無償】
【オープン】
http://www.mediawiki.org/wiki/MediaWiki
各種Wikiソフト。Webコンテンツ管理システムの一種で、複数名が共同でWebページの編集/閲覧を行えるソフトウェア「Wikiクローン」と呼ばれる非常に多くの派生ソフトウェアが存在する。ここでは代表例として、ウイキペディアで利用されていることで有名な「MediaWiki」を紹介する
XOOPS
【無償】
【オープン】
http://xoopscube.jp/modules/documents/
コンテンツ管理システムを手軽に構築できるソフトとして、多数のCMS(Contents Management System)ソフトが存在する。ここでは代表例として、「XOOPS」を紹介する。

バグトラッキング支援ソフト
Bugzilla
【無償】 http://www.bugzilla.org/(英語版)
http://bugzilla.mozilla.gr.jp/(日本語版)
統合的バグ管理システム(図2)。バグの登録から解決までを効率的に支援することを目的としている。現時点での最新バージョンは、「Bugzila 3.0(英語版)」

データベース開発支援
SI Object Browser
【有償】 http://www.sint.co.jp/siob/
Oracle統合開発支援ツール。最新版はVer10
SI Object Browser ER
【有償】 http://www.sint.co.jp/siob/
データベース設計開発支援ツール(図3)。Oracle、SQLServer、PostgreSQLに対応する。最新版はVer4

プログラム開発支援
SI Object Browser AP
【有償】 http://www.sint.co.jp/siob/
自動ソースコード生成ツール。Visual Studio.NET2005(C#、VB)が対象

表5:「開発、単体検証」フェーズでの便利ツール

Find Bugsの実行画面
図1:Find Bugsの実行画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

Bugzillaの実行画面
図2:Bugzillaの実行画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

SI Object Browser ER Ver4
図3:SI Object Browser ER Ver4
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


「結合検証」および「総合検証」フェーズ

   「結合検証」および「総合検証」は、開発環境や顧客の環境下におけるテストシナリオを作成し、各開発モジュールやサブシステムを組み合わせてシステムの目的を達成しているかを検証するフェーズです。


「結合検証」および「総合検証」フェーズでの注意点

   このフェーズでは、システムが目的を達成しているかを判断するマクロ的な視点が求められます。このため、Find Bugsなどの検証プログラムは単体検証時での利用に留めるべきでしょう。

   また一般的に、パフォーマンスのチェックもこのフェーズで行われることがあります。


「納品、納品後ユーザサポート」および「保守契約」フェーズ

   「納品、納品後ユーザサポート」は、検証までのフェーズが終了して納品を行い、お客様から検収を頂くフェーズです。また「保守契約」は、実稼動がはじまったあとの保守作業について内容を取り決め、保守作業へ移行するフェーズです。


「納品、納品後ユーザサポート」および「保守契約」フェーズの注意点

   顧客情報の取り扱いなど情報セキュリティについても、明確にした上で作業を行う必要があります。


「納品、納品後ユーザサポート」および「保守契約」での便利ツール

   「納品、納品後ユーザサポート」および「保守契約」での便利ツールには以下のようなものがあります。

TeraTermPro
【無償】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA002416/
Symantec PcAnywhere
【有償】 http://www.symantec.com/ja/jp/home_homeoffice/products/
overview.jsp?pcid=pf&pvid=pca115
リモートデスクトップ(Windows XP以降など)
【有償】 http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/pro/business/feature/
remote/remotedesktop.mspx

表6:「納品、納品後ユーザサポート」および「保守契約」での便利ツール

   これら3つのソフトは、他のコンピュータにリモートで接続して遠隔操作するためのツールです。顧客の環境に設置されたサーバマシンに接続するため、相手側の了承を得られるソフトを選択することが一般的です。


まとめ

   プロジェクト管理は「常に何かを聞き」「常に何かを考え」「常に何かを学ぶ」必要のある技術です、今後もさらに新しい発見があり、新たな管理技術やツールが発表され、常に進化し、磨かれていくことでしょう。

   本連載が、少しでも興味を持たれた方への、よりよいプロジェクト管理への一助となることを願ってやみません。

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株式会社システムインテグレータ 安治 理之
著者プロフィール
株式会社システムインテグレータ  安治 理之
物流、顧客管理、生産管理、販売予測、etc対応などの個別システム案件開発から、EC(電子商取引)、LMS(学習管理)、ERPなどのパッケージカスタマイズ開発まで、お客様ごとに異なる案件に対応し続けて幾年月。よりよいオーバーホール手法を求めつつ、現在もフルスクラッチ型案件開発を中心に、稼働を続けるシステムエンジニア。


INDEX
第3回:開発〜保守契約フェーズで重要なポイント
  開発から保守契約フェーズまでを解説
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