第3回:障害の見える化「HP Operations Manager software for Windows」 (3/3)

最新!! サーバ運用管理ソリューション
最新!! サーバ運用管理ソリューション

第3回:障害の見える化「HP Operations Manager software for Windows」

編者:シンクイット編集部
協力:日本ヒューレット・パッカード   2007/10/17
前のページ  1  2  3
サービスマップで障害情報を可視化する

   OMWは「サービスマップ」によってサービス指向の管理を実現し、ITインフラのイベントがビジネスにどのような影響を及ぼすかを視覚的にとらえることができる。

   また「サービスマップ」では、OMWが監視しているサーバやアプリケーションなどの要素をまとめて「サービス」という言葉で表現している。

   サービスやサービスを利用する人、組織などを仮想的に図形であらわしたものを「シンボル」と呼び、そのカラーは障害のレベルに応じて5段階に分けて表示をすることが可能だ。また、シンボル同士をリンク付けし、障害の影響範囲を確認できるような仕組みを設定することもできる。
サービスマップで障害の原因の追求と影響範囲を視覚的に把握
図2:サービスマップで障害の原因の追求と影響範囲を視覚的に把握
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   図2の例では、対象サーバが停止したことでインターネット事業部、情報システム部、総務部に影響が出ていることが瞬時に判断できる。そしてその中でも情報システム部が障害レベルの一番高い危険域のシンボルカラーを示していることから、情報システム部が提供するサービスが提供不能の状況であることがわかる。

   このように「サービスマップ」は、障害発生時の影響範囲を視覚的に把握することができ、また障害レベルに応じて対応する上での優先度を判断するのに有効だ。

   また、多くの管理対象の中から「どの機器のどの部分が問題を起こしているか?」というような障害個所を特定するなどのトップダウン的な使用方法も可能である。

   例えば、対象の機器を特定した後にパフォーマンスという観点でのデータが必要な際は、OMWから「HP Performance Manager software」などのツールを呼び出し、パフォーマンスの詳細データとイベントを参照することで、より緻密な深い管理が可能となる。

   このように2つの側面から視覚的に障害の状態を把握することで、ITインフラ運用の迅速、かつ正確な対処を行うことができるのである。

問い合わせ先
日本ヒューレット・パッカード株式会社
ソフトウェア事業本部 ソフトウェアダイレクト営業部
TEL:03-3512-2300
URL:http://www.hp.com/jp/

前のページ  1  2  3


日本ヒューレット・パッカード株式会社
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ヒューレット・パッカードは、ITインフラストラクチャ、コンサルティング&インテグレーションサービスからPC、PDA、プリンタまで幅広い製品、サービスを提供しています。
http://www.hp.com/jp/


INDEX
第3回:障害の見える化「HP Operations Manager software for Windows」
  HP Operations Manager software for Windows
  運用管理の4つのフェーズをカバー
サービスマップで障害情報を可視化する
最新!! サーバ運用管理ソリューション
第1回 知識がなくとも使えるClassCat Cute Server Manager
第2回 専用クライアンソフトが不要なUnicenter Service Desk
第3回 障害の見える化HP Operations Manager software
第4回 攻めの運用管理「IBMサービス・マネジメント」
第5回 全体統制型システム運用管理を実現する「WebSAM」
第6回 さまざまなニーズに柔軟に対応する「Senju Operation Conductor(eXsenju)」
関連記事
オープンソース統合監視ツール導入指南
いまさら聞けないサーバ管理入門
ITIL実践のポイント

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る