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| SaaSのメリット | ||||||||||||
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「SaaSは普及するか」 その問いに答えるにはユーザとベンダー双方にとってSaaSにどのようなメリットがあるかを押さえておく必要があります。表3は、ユーザとアプリケーションベンダーの両方の側から見たSaaSの主な利点を挙げたものです。
表3:ユーザとベンダー、双方から見たSaaSのメリット |
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| SaaSは成功するか | ||||||||||||
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さて、以上のようなメリットを踏まえて「SaaSは成功するか」を考えるためには、その前提として「ASPが成功しなかった理由」についても考える必要があります。 ASPが成功しなかった理由としては「情報を外に預けるのが心配」「クライアント/サーバ型システムのアプリケーションが多く、ネットで利用しにくい」「ブロードバンドの普及が不十分」などがあげられています。しかし筆者は、ユーザとベンダーの「心理的な要因」こそが大きかったと考えています。 ユーザ側の要因は、まだネット経由でアプリケーションを利用するのに慣れていなかったことです。EC(電子商取引)のビジネスでも、そのメリットは誰もが認めていたにしろ、本格的に普及するには7、8年かかりました。 同じように、ASP的なアプリケーションの利用形態にユーザが慣れるのに7、8年必要だとすれば、ASP登場からちょうどSaaSの登場時期までが7、8年経過していることから、本格的な普及に向けて動き出すと考えられます。 一方ベンダー側の要因は「本気でセールスしてなかったこと」に尽きるでしょう。これまで「所有」ビジネスに取り組んできた営業担当者や経営者にとって、ASPビジネスは「おまけ」的なもので、あくまでもパッケージ販売を主として取り組んでいました。 そんな「ASPもあります」のようなおよび腰なビジネスではうまく行くはずはありません。携帯電話のユーザ獲得競争のように、本気で「利用」ビジネスへの販促活動を行わなければSaaSもASPの二の舞になるでしょう。 |
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| 最後に | ||||||||||||
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2007年11月29日(木)には、「第2回MIJSカンファレンス(Japan)」が開催されます。タイトルに「Japan」と付いているのは、いつか海外でもカンファレンスをやろうという我々の意気込みです。 この中で、MIJSによる標準規格を公表し、その規格を利用したデータ連携のデモンストレーションも行います。さらに、これらの連携を中心に据えたMIJSの考えるSaaSポータルサイトも発表するので、興味がある方はぜひ参加してください。 |
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