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| JBossCache | ||||||||||||
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先ほど、JBossはTomcatの機能を使わず独自の方法でHTTPセッションレプリケーションを実現すると述べましたが、それを実現するのが"JBossCache"です。 JBossCacheはトランザクションやノード間レプリケーションに対応したキャッシュ機構であり、単独でも活用できますがHTTPセッションレプリケーションに関しては最初から組み込まれており、ユーザはJBossCacheを意識することなくレプリケーションを利用できます(JBossCacheもまた、通信基盤としてJGroupsを使用しています)。 HTTPセッションレプリケーションの細かい設定とチューニングを行いたい場合は以下のファイルを編集します。
表4:HTTPセッションレプリケーションの設定ファイル
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| jboss-web.xml | ||||||||||||
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"jboss-web.xml"は、"web.xml"と共にWARファイルの"WEB-INF"ディレクトリに収めるJBoss固有のDD(Deployment Descriptor)です。 「replication-config」要素の子要素として"replication-trigger"と"replication-granularity"が設定可能です。 |
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| replication-triggerの設定値 | ||||||||||||
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アプリケーションがHTTPセッションに対しどのような操作を行ったときに、レプリケーションを実行するかを決定します。設定できる値は以下の通りです。
表5:replication-triggerの設定
デフォルト値は"SET_AND_NON_PRIMITIVE_GET"です。 |
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| replication-granularityの設定値 | ||||||||||||
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レプリケーションを行う粒度を決定します。設定できる値は以下の通りです。
表6:replication-granularityの設定
デフォルト値は"SESSION"です。 パフォーマンスを向上させるには"replication-tigger"を"SET"に、"replication-granularity"を"ATTRIBUTE"にするとよいでしょう。ただし"setAttribute"メソッドが呼ばれた場合にのみレプリケーションされるため、"getAttribute"で取得したオブジェクトを変更した場合には必ず"setAttribute"を実行するようにしましょう。 "replication-trigger"と"replication-granularity"の設定 |
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<jboss-web>
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