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バックアップ・ソリューションの選択基準
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第6回:商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(前編)

著者:バックボーン・ソフトウエア  青木 浩朗   2005/4/4
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統合管理するための仕組み

   サーバで集中管理するには、サーバにクライアントを登録し一元管理できる仕組みが必要です。

   図7は、LinuxのバックアップサーバからWindowsクライアントを登録し、Windowsのバックアップを選択しているところです。その他のOSとして、FreeBSDやSolaris(x86 Edition)のクライアントが追加されています。
クライアントとユーザの指定
図7:クライアントとユーザの指定


   また、バックアップクライアントごとに異なる管理者によってジョブを作成したい場合などには、ユーザレベルアクセスという機能が便利です。図8でユーザ"aoki"を作成し、図7でWindowsとLinuxのクライアントグループだけに許可を与えています。また、特定のマシンに対するすべての権限を与えるのではなく、例えばジョブの状況の参照のみを可能にすることもできます。

ユーザの追加
図8:ユーザの追加
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


   今度はポリシー管理機能です。数10台のジョブの状況監視を行う際に、図9のようにツリービュー形式で一目で確認ができるのはもちろん、多数台のマシンに対するジョブ作成時には、ジョブをポリシーとして定義することにより、図10のような一括ジョブ編集を可能にしています。

ポリシー管理
図9:ポリシー管理
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


ポリシー作成
図10:ポリシー作成
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


   その他には、図11のようなメール通知の機能や、図12のようにHTMLベースのカスタマイズ可能なレポート機能が充実しています。OSSのバックアップツールの場合には、通知やレポートについては別で作りこむ必要がありますが、商用バックアップソフトの場合には、あらかじめ組み込まれている機能を使用することができます。

メール通知の設定
図11:メール通知の設定


HTML出力したレポート
図12:HTML出力したレポート
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


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バックボーン・ソフトウエア
著者プロフィール
バックボーン・ソフトウエア株式会社  青木 浩朗
ストレージ専業ベンダーにて、SEおよび企画を担当した後に、2001年にBakBoneSoftware入社。主に大手ベンダーのSEを担当しながら、テクニカル・マーケティングとして、各種講演や執筆活動を行っている。最近は、特にデータベースとクラスタリングに注力し、検証レポートを作成するのをライフワークとしている。


INDEX
第6回:商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(前編)
  バックアップ・ソフトウェアを使用する意味
  Linuxへのコミット
統合管理するための仕組み
  バックアップデータの暗号化