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| ビーコン型 | ||||||||||
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ビーコン型の最大の特徴は、ブラウザに表示されるごとに実行されるスクリプトをHTMLに埋め込むことで、前述したアクセスログ型の問題を解決している点です。また、ビーコン型はWebサーバのアクセスログとは別のデータ記録方法を取っているものが多く、アクセスされたページだけを記録し、画像データなどの必要のないデータのログを記録しません。さらに、Webサーバとは別のサーバに記録を残し、専用のデータベースに保存することができ、リアルタイムなアクセス集計を行うこともできます。 このビーコン型は、主にASPサービスで提供されているものが多いです。問題点としては、静的なHTMLや動的にHTMLを生成するプログラムに、このビーコンプログラムを埋め込む必要がある点です。通常、このプログラムにはJavaScriptが使われます。 個人的に気に入っているものとして、ASPではなくシェアウェアですが、futomi’s CGI Cafeさんの「高機能アクセス解析CGI Professinal版」があります。このアクセス解析結果は非常に多くの情報を表示できます。その中でも特筆なのが、訪問者の都道府県を集計している点です。おそらくテレビの視聴率の計算方法と似ていると思いますが、非常にユニークな解析結果が得られます。 |
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| パケットキャプチャ型 | ||||||||||
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パケットキャプチャ型は、Webサーバが分散されている場合に最適なのが最大の特徴です。 アクセスログ型の場合は、1つのWebサーバにアクセスログが記録されます。しかしアクセスが多いサイトでは、負荷分散のために複数のサーバを利用してアクセスを分散しています。したがって、アクセスログがそれぞれのサーバに記録されることになり、全体のアクセスを解析するには、それぞれのアクセスログを集めて解析する必要があります。 パケットキャプチャ型の場合は、ネットワークに流れているパケットを拾い、Webアクセスのものがあればそれを集計します。したがって、複数のサーバに分散されたアクセスを1つのログにまとめることができます。 しかし、パケットキャプチャ型はネットワーク内に流れているパケットを拾う必要があるため、ネットワーク機器(特にスイッチングハブ)の設定が必要になります。大規模なWebサイト以外では、予算的な問題で利用されることが少ないのが実情です。 |
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| 今回の比較対照アクセス解析ソフトウェア | ||||||||||
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このように、アクセス解析ソフトには「アクセスログ型」、「ビーコン型」、「パケットキャプチャ型」の3種類が存在します。この連載では、一般的に一番よく使われている「アクセスログ型」の解析ソフトウェアを、オープンソース版と商用ソフトウェア版で比較し、それぞれの特徴を紹介します。今回の連載で比較対照するソフトウェアは以下の通りです。 |
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次回は、オープンソース版のWebアクセスログ解析ソフトの機能と、解析結果について紹介します。 |
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