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| connectby()関数の使い方 |
connectby()関数は複合型を返します。LEVEL疑似列に相当する列も生成されますので、connectby()関数をFROM句で使用することで同等の結果を得ることができます。connectby()関数の呼び出し仕様は次のとおりです。
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connectby( TEXT relname, TEXT keyid_fld, TEXT parent_keyid_fld, TEXT start_with, INT max_depth [, TEXT branch_delim] ) |
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- relnameは、階層問い合わせの対象となるテーブルの名前
- keyidは、階層条件に従ってソートする対象となる列(キーID列)の名前
- parent_keyid_fldは、親となる行のキーIDを保持する列(親キーID列)の名前
- start_withには、スタート行の親キーID列の値を指定
- max_depthには、検索する階層の深さを指定(0は子となる行がなくなるまで)
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なお、connectby()関数には、筆者が試したところ次のような制限がありました。
- スタート行は1つでなければいけない
- スタート行の親キーID値にNULLは指定できない
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これらの制限があるために、図8の担当者マスタ表に、ダミーとなるスタート行を加えなければなりません。つまり、次のような変更を加える必要があります。
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INSERT INTO 担当者マスタ VALUES ( 0, '', '', 0, '1900-01-01', 0 );
UPDATE 担当者マスタSET MGR_ID = 0 WHERE MGR_ID IS NULL; |
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こうしたうえで、リスト5のようなSQL文を発行します。
すると、図10のように同様の結果が得られます。branch列には、branch_delim引数に与えた文字を区切り文字にして、スタート行からのパスが返されます。
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SQL> SELECT * FROM 担当者マスタ; | | branch | | | 担当者(階層表示) | --------- | + | ------------ | 0~1 | | | 鈴木 | 0~1~8 | | | 宇賀神 | 0~2 | | | 小野 | 0~2~6 | | | 伊藤 | 0~2~7 | | | 佐瀬 | 0~3 | | | 斎藤 | 0~3~4 | | | 藤本 | 0~3~4~9 | | | 岡田 | 0~3~5 | | | 小林 | (9 rows) |
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図10:PostgreSQLでの階層問い合わせの実行結果
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connectby()関数は、デフォルトでは使用できません。前述したcontrib/tablefuncフォルダに、tablefunc.sqlというファイルがあります。これをconnectby()関数を使用するデータベースに対して、次のように実行すると、connectby()関数が登録されて使用できるようになります。
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% psql tsukaeru < tablefunc.sql |
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詳しくは、同フォルダにあるREADME.tablefuncファイルを参照してください。
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| 著者プロフィール 奥畑 裕樹(OKUHATA, Hiroki) Javaとオープンソース技術を得意とする技術コンサルタント。最近のテーマは、ソフトウェア開発の全体最適をはかること。気が付けば、10才のときにプログラミングを始めて以来、常に何かを作っている…。
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