今回は結合テスト/システムテスト段階における品質向上に焦点を当て、VS2005 Team Systemの持つ各機能がどのように利用できるのかを紹介してきました(表2)。
カバレッジ分析 → テストコードの充足度
Webテスト → 結合テスト後のデグレード防止
負荷テスト → 同時実行性やパフォーマンスの検証
コードプロファイラ → 単体性能の検証
表2:VS2005 Team Systemの機能のまとめ
Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testers(以下VSTE for ST)には、今回紹介した機能のうち、カバレッジ分析/Webテスト/負荷テストが搭載されています。このことからVSTE for STはテスト駆動開発終了後の受け入れ/結合テスト/システムテストを主眼に置いた製品といえるでしょう。これらの機能を有効に使うことで、テスト駆動開発では作り込めない品質の向上をはかることが可能です。
一方、Visual Studio 2005 Team Edition for Software Developersには、カバレッジ分析/コードプロファイラが搭載されています。