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| 明確にしていくこと | ||||||||||||||||||||
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ここまでで、「システム開発において、開発のスピードをあげることが必要」と述べてきましたが、それを実現するためにしなくてはならないことがあります。開発者向けの書籍や雑誌記事に繰り返し書かせていただいてますが、プロジェクトの初期段階で表2のような質問についての答えを明確にしていくことが必要です。当たり前の質問ですが、この作業によって様々な作業を早く進めることができます。
表2:システム開発のスピードを上げるために明確にすべきこと 表2の項目は以降の大小さまざまな意志決定や個々の行動の指針となります。これはシステム開発のスピードをあげるためにとても役立ち、成果物の品質の向上を実現できます。このように意志決定や個々の行動の指針を明確にしていれば、それに基づいて行われた意志決定は誰からも責められることではないので、不安感なく(素早く)意志決定を行えるわけです。 そして、プロジェクトマネジャーは表3の能力を必要とされます。
表3:プロジェクトマネージャーがすべきこと こういったことから、「指針などが示されないため、特に確認をすることなくそのままにしておく(明確に確認を取っていないという意味では、わりとよく見かけます)」というのは、開発側のマネジメントとして最もしてはいけないことになります。そういったマネジメントでは、何をやっても誰かに責められるというような事も起こってきます。 |
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| ユーザ側に理解してもらいたいこと | ||||||||||||||||||||
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そして顧客であるユーザ側には、表4についての理解が必要となります。
表4:ユーザ側に理解してもらうこと システム開発の成功は、最終的に現場のユーザからの協力をどれだけ得られるかにかかってきます。多くの場合、ユーザの現場の手を煩わせたくないという気持ちから、なかなか協力を得ようとしない方向へ進んでしまいがちです。 しかし過去の経験からして、最終的にできあがってくるシステムのことを考えれば、開発側にしっかりと現場を見に来て欲しいと考えているのが現場のユーザの基本的な要望です。現場ユーザ以外の人が勝手な判断をしないように注意しなければなりませんし、そのためにも現場ユーザの協力は必ず得なければなりません。 |
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