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Big Brotherによるネットワーク監視 |
第10回:究極のBB機能拡張bbgen
著者:イー・モバイル 矢萩 茂樹 2006/8/11
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bbgenのインストールに必要なソフトウェア
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bbgenを稼働させるには、以降に解説するソフトウェアが必要となります。今回説明するにあたって、これらのソフトがすでにインストールされていることを前提に話を進めますので確認してください。
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fping
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bbgenはpingの超高速機能拡張版であるfpingを使ってIP死活監視を行います。fpingで死活監視をすることにより、BB単体ではせいぜい数百ホスト程度の監視しかできなかったものが数千ホストまで能力を向上させることが可能です。
fpingは以下のWebサイトからダウンロードすることができます。
なおroot権限のSUIDビット設定が必要になるので注意が必要です。
$ ls -l /usr/sbin/fping
-rwsr-sr-x 1 root adm 29392 Apr 21 07:48 /usr/sbin/fping
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OpenSSL
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httpsプロトコルなどのSSLに関係した機能テストを追加することが可能です。その際にOpenSSLライブラリが必要となります。ダウンロードは以下のWebサイトから行えます。バージョンは0.9.7以上が必要ですので注意してください。
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GNU make、GNU patch
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bbgenをコンパイルするためには、GNU makeとGNU patchが必須となります。またこの他にオプションとして以降で紹介するツールがあると便利です。
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OpenLDAP
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LDAPサービスの監視機能を追加することが可能です。その際にはOpenLDAPライブラリのバージョン2以上が必要です。これは以下のWebサイトよりダウンロードできます。
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MTR
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bbgenは、IP死活監視で監視対象がping応答しなかったときにtracerouteの試験を自動的に行う機能を実装していますが、この機能を使用するときには拡張版tracerouteツールであるMTRがあると便利です。MTRは以下のWebサイトよりダウンロードしてください。fpingと同様に、使用する際にはroot権限のSUIDビット設定が必要となります。
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著者プロフィール
イー・モバイル株式会社 矢萩 茂樹
2000年、個人で使えるメガレベルのサービスの可能性を目のあたりにしてADSL事業の立ち上げに参加。ADSLによるブロードバンドIPネットワークの設計・企画に従事。その関連業務で気軽に使えるネットワーク監視手法が必要となり、派生的結果としてオープンソースベースのツールをInternetWeekなどで紹介するに至る。現在、空気媒体のブロードバンド実現に向けて奮闘中。
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